カテゴリ:└瀬戸内カヤック横断隊
こんにちは。KOMPASスタッフ楠です。
冬の寒さが本格的になってきましたね!! 皆さんはどんなアウトドアライフを送られるのでしょうか? 僕はフィールドに雪が積もるのを楽しみにしながら、 今は流木を集めたり、キャンプや焚き火で遊んでいますよー。 そうそう、先月の事なのですが、 瀬戸内をシーカヤックで横断する『瀬戸内カヤック横断隊』で漕いできました。 その海旅で経験した事をお話しさせて頂きますね。 ↑最終日の記念撮影 今年は山口県祝島を出発して 目的地は香川県豊島を目指しました。 一週間という決められた期間の中、 約250キロの距離を漕いで無事に到着することが出来ました。 雨が降らなくて良かったのですがほぼ毎日が向かい風で、 なんとか豊島までたどり着けた感じです(汗) ☆横断隊員☆ 隊員の人数は、17人でスタート。 最後まで漕げたのが12名(内女性1名)。 色々な都合で途中から離隊する人もいれば入隊する人もいます。 プロのシーカヤックガイドもいれば、 僕のようなショップ店員や職人、今回は大学生もいました。 全員がシーカヤック経験者ですが、 年齢(22歳~60歳以上)、体力はバラバラです。 ↑隊長は海洋ジャーナリストの内田正洋氏。 見ての通り、お酒も大好きです! 隊長や先輩から シーカヤックでの航海術や海からの視点の楽しさなどなど、 経験を生かした様々な事を教わります。 と、いいますか、 言葉で教わるというより、 実際に経験させてくれるので(皆にサポートされている感じ) 自分で見つける事もたくさんある所が面白いですよ。 ↑朝のルート決め(ブリーフィング)の様子。 ☆リーダー☆ 横断隊は隊長がいますが、毎日リーダーが変わります。 リーダーはその日にどの島まで漕ぐか、 天候や島の状況などを考えて皆に提案します。 そして全員が一致して海に出ます。 誰がリーダーをするかは隊長が突然決めます。 僕はいつ任されてもいいように準備していますが、 いざ任されると緊張しますね。 一つの誤った判断で 豊島まで全員が漕げない場合もありますから・・・。 ↑下蒲刈島の朝。 風と潮を考えて基本的には夜明けと共に漕ぎだします。 四日目に下蒲刈島(梶ヶ浜)から大三島(南西の砂浜)まで リーダーを任せて頂きました。 これが横断隊の良い所で 一人旅では分からない大切な気持ちが分かります。 なかなか言葉にはできにくい感じです。 去年、隊長から教わった事を意識して、 全員を無事に大三島まで連れて行く事が出来たと思います。が、 野営地と思って向かった、ふるさと憩いの家の前にある砂浜に到着し、 明日からの事と日の入り時間と隊員のモチベーションを考えると、 ここがいいと思っていましたが野営が出来ませんでした。 「うわ、やっばーぃ・・・うーん。 この先で知っている野営地は大島ぐらいやし、暗くなるぞ。」 リーダーとしての落ち着きを見せようとしても 内心はオドオドしていた感じで、 皆に申し訳ないと思いました。 そこで隊員の一人が、なんと! 以前にこの辺りで野営した場所があると言って 少し先の浜まで漕ぎ、めっちゃ快適に野営が出来ました。 この浜を知らなかったら全員を無理させて、 暗くなるまで漕ぐ事になっていたかもしれません。 (島人との会話の大切さ) (地元の、いや瀬戸内の情報をもっと知っておく事) いい経験ができたと思い、今後に繋げたいです。 ↑大三島までの潮流は厳しく、おまけに東からの向かい風。 ☆上陸しての一服☆ 朝から漕いで昼食時とたまにトイレ休憩で上陸。 後は緊急時か野営地に到着後ぐらいです。 野営地に着くと、 「あー、今日もよう漕いだー!お疲れ様っす!」 僕の場合は、皆で流木を集めて火を熾した後、 さっと着替えてまずは一服します。 この一服がたまりません。気持ちが良いです。 しかし、油断していたら、 「あらら、酔っ払ったぜー。あー、火が気持ちいいよー、立ちたくない!」 て、なっちゃいます。 ↑皆で毎日焚火ができて、 笑ったり、歌ったり、時には真剣な話しがあったり・・・。 初めて参加する隊員も最終日までには緊張が解けて、 自然と気持ちが一つになりました。 これが良い所だと思います。 まさに!『同じ釜の飯を食う』☆☆☆ つづく・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年12月13日 13時18分08秒
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