カテゴリ:└三宅知子
こんにちは!アウトドアーズ・コンパスの三宅(知)です。
先日スタッフの長岡と山トモPちゃんと一緒に、 日本最後の秘境と呼ばれる北アルプス最深部雲ノ平(くものたいら)に 4泊5日の山登りに行ってきました。 前回 その1 その2 その3 の続きです。 山頂までの楽しい楽しい岩場歩きの時間の始まり~。 こんな高山にサボテンが?イワベンケイという植物だそうです。 高山病を改善する効果があるらしいですが、本当でしょうか。 水晶岳はそのネーミングのとおり、昔は水晶が採掘できたそうです。 歩いていて白い石を見つける度に「もしや水晶か?!」と 過剰反応してしまう私たちww なかなかの岩場登りが続きます。 雲間から見える稜線の景色に一喜一憂しながら歩きます。 水晶岳(すいしょうだけ・2,986m)登頂! 山頂は岩だらけでかなり狭いですー! 山頂直下のハイマツ帯で雷鳥の親子を発見しました! 左上の方に一匹写っているのですが分かりますでしょうか? あっと思ったら、雲が流れて水晶岳の稜線が姿を現しました。 別の世界に行ったみたい・・・感動の瞬間です *:.。☆..。.(´∀`人) 水晶岳の山小屋水晶小屋に立ち寄りランチタイムにします。 疲れが一瞬で吹き飛ぶ絶景のロケーション! 水晶小屋は収容人数30人程度のこじんまりとした山小屋です。 お土産で売っているTシャツと手ぬぐいが可愛くて思わず衝動買い。 ワリモ北分岐まで戻って、今度は鷲羽岳を目指します。 危なげな稜線歩き、高所恐怖症の私はビビリながら一気に通過。 確かにここで強風に吹かれたらアウトですね。 鷲羽岳(わしばたけ・2,924 m)登頂! 山頂から望む鷲羽池火口と鷲羽池で記念撮影しました。 この日の宿三俣山荘に向けて下山開始です。 途中こちらから登ってくる人とすれ違いましたが、 登るのは大変そう...(((;^^) すっかり惚れ込んでしまった鷲羽岳の美しい稜線。 何度も何度も振り返って写真撮影します。 やっとこさ、三俣山荘到着。 あー今日も楽しかったー! こんなに長い期間縦走するのは初めてですが、 筋肉痛もなく、日に日に元気になっていくのは不思議な感覚です。 三俣山荘の夕食は、ニホンジカの鹿肉を使用したジビエシチュー。 各地で鹿などの高山植物に対する被害が深刻化しています。 このような状況を憂いた三俣山荘のオーナーは、 食肉として採算度外視で有効活用を図ろうとされています。 食後はサイフォンコーヒーとチーズケーキでリラックスタイム。 ムフフ・・・まさに大人の休日と呼ぶにふさわしい至高の時間。 そういえば山に篭って4日目、 気づけば明日が縦走最後の日となりました。 あっという間で、明日下山してしまうことが全然信じられません。 5日目、三俣山荘の小屋番さんに「見てみてー」と言われ 思わず外に飛び出して朝の光景は、神秘的というかなんというか。 今は大丈夫ですが、午後からお天気が崩れるようで、その予兆でしょうか。 この日は三俣山荘から新穂高温泉まで一気に 下山してしまうコースタイム7時間45分の行程です。 名残を惜しむかのように何度も何度も鷲羽岳を振り返ります。 この日はお天気もよく稜線がとっても綺麗に見えました。 帰りは双六岳は巻き道ルートで進みます。 あー今日は最終日、下山してしまうなんて未だに信じられません。 こんなアルペンな風景とも今日でお別れなのね・・・。 稜線が見事なまでに美しく「雑誌の表紙みたいー」と ポーズを決めながら撮影タイムのはじまりはじまり~! 弓折乗越までの登山道で見つけた幾つもの層になった地層。 その時代時代の岩や土の重なりに神秘的なものを感じます。 弓折乗越を経て鏡平山荘に到着しました。 青い空に緑の木々、それに赤い屋根が映えて綺麗です。 鏡平山荘でランチタイム、カレーライスを注文しました。 登山の時ってなぜかカレーが食べたくなることが多いですが どうしてでしょうね。 行きは真っ白だった鏡平鏡池もこのとおり。 雲ノ平山荘で買った雲Tシャツを着たPちゃんと、 鏡池に写った白い雲が見事に調和しています。 しばらく粘ってみたのですが、 残念ながら槍ヶ岳の穂先は見ることができませんでした。 あーあ、惜しいなあ。 同じく行きは真っ白のシシウドヶ原も視界くっきり。 「思えば最初と最後は晴天だったねー」 「終わりよければすべて良しだよー」なんて会話をしながら歩きます。 水場で喉を潤したり顔を洗ったり、冷たくて気持ちいい~! これから登る人にもたくさんすれ違いました。 お天気が心配ですが、皆さんも頑張って下さい。 行きに通ったとき「帰りには絶対食べよう」と決めていた わさび平小屋のフルーツで疲れた身体を癒します。 リンゴ、オレンジ、スイカ・・・色々あるけど、バナナが一番人気! 小屋からは約1時間で下山口の新穂高温泉に到着。 下山するやいなや大粒の雨が降り出して、ナイスタイミングでした。 初めての4泊5日の山登り、ここに来るまではこんなに長い間 歩ききれるかどうか不安で仕方なかったのですが、 無事に歩ききることができてほっとしています。 楽しくて頼もしい山トモと一緒に過ごした最高の五日間でした。 ありがとう ^ ^ そして、お疲れ様でしたー! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年09月25日 19時35分10秒
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