komugi5626's room

タクシードライバーの夜明日出夫（渡瀬恒彦）は、元警視庁の敏腕刑事。ある日、夜明のタクシーに迎車の要請が入った。場所は、栃木刑務所、依頼人はなんと夜明の元同僚、警視庁の神谷警部(平田満)だという。その日出所する市川志穂(国生さゆり)を望みの場所まで送ってあげてほしいという依頼だった。
　志穂は７年前に東京・台場で包丁を振り回す通り魔事件を起こし服役していたのだが、夜明は「罪はもう償われたのですから…」と何も聞こうとしない。夜明は、志穂が銀行の貸金庫に預けていた母の形見の人形を引き取ったり、書店に寄ったりするのにつきあい、最後にビジネスホテルまで送り届けた。

　翌朝、神谷が夜明のもとに志穂の様子を聞きにやって来た。神谷は7年前の志穂の事件を担当したのだが、事件には納得できないものがあるという。そこへ、とあるマンションの非常用階段下で、男の死体が発見されたという事件の知らせが入った。夜明は、タクシーで神谷を現場に送ることに。
　第一発見者は、今、大人気のＳＦ作家・大島和樹（林泰文）で、死んでいたのは、和樹のマネージャーの竹村祐一（宮内敦士）だった。東山刑事(風見しんご）の話では、階段踊り場に複数の足跡があり、突き落とされて殺害された可能性が高いという。祐一は前夜11時ごろ出版社の担当編集者・陣内はるか（遠野なぎこ）にメールを送っており、その後に殺されたものと考えられた。奇しくも、はるかが勤めているのは、夜明の娘・あゆみ（林実穂）がアルバイトをしている出版社だった。

　そんな中、死体が見つかった階段の踊り場で、長方形の紙片が落ちているのを所轄の馬場刑事(正名僕蔵）が発見した。その紙は万年筆のインクを吸い取る文房具“ブロッター”用の吸い取り紙で、中央に“♂(オス)”のような記号が残されていたが、そのマークがいったい何を意味するのかがわからない。
　まもなく、その吸い取り紙に、被害者とは異なる血液型の血痕のほか、３人の指紋が残されていたことが発覚した。指紋のひとつは被害者、ひとつは不明、残るひとつはなんと、昨日出所したばかりの志穂のものだった。実は、幼い頃に養子に出され、苗字こそ違うが、和樹は志穂の弟だったのだ…！
　罪を償ったばかりの志穂が、まさか殺人を犯すとは思えない夜明。志穂に淡い思いを抱く神谷もそう考えていたが、アリバイの微妙さや遺留品の指紋、状況としては志穂が最も疑わしかった。
　その矢先、志穂が身を寄せている千葉・銚子で、今度は祐一の父親・英二（山本圭）が他殺死体として発見されて…!?

夜明日出夫 　渡瀬恒彦
神谷警部　　　平田　満
東山刑事　　　風見しんご
国代刑事　　　小林　健
西村あゆみ　 林　美穂
橋本係長　　　佐藤二朗
馬場刑事　　　正名僕蔵
市川志穂　　　国生さゆり
大島和樹　　　林 泰文　　
陣内はるか 　遠野なぎこ

一番怪しいのは、やっぱり市川志穂。被害者竹村と会っていたのは市川志穂やし
被害者の近くに落ちていた吸い取り紙には市川志穂の指紋がついていました。
しかし夜明さんは市川志穂が人殺しをするはずがないと東山さんと国代君に言います。
そして市川志穂を知り合いの家に送り届ける。
そこには亡くなった竹村の父親がいました。
市川志穂と竹村の父親とは何かあったのかな？

大島和樹を銚子まで送ることになった夜明さん。
夜明さんは志穂は、あなたの事をとても大切に思っていると伝えると
怒ってJRで銚子に行くといってタクシーを降ります。

夜明さんは大島和樹が書いた表紙に竹村が残した吸い取り紙に書かれていた記号が載っていたのです。
調べてみると、その記号の意味は火星でした。

竹村が息子を殺害した可能性が出てきます。
夜明さんのタクシーで銚子に向かう神谷さん国代君、東山さんたち。

神谷は市川志穂に会いに行きます。

その頃、竹村の葬式に喪主である父親が現れないと騒ぎになってました。

神谷さんは七年前の事件に疑問を持っていました。
神谷さんが市川志穂の事情聴取をしたとき彼女は私に何か言いかけていました。
その事を聞こうとすると市川志穂は覚えてないと否定します。
７年前の事件の犯人は市川志穂じゃないの？

次に竹村の父親が殺害されます。
国代さんは竹村の父親が竹村を殺したと言いますが
竹村は他殺でした。一体誰が殺したんだろう？

大島は姉と縁を切ろうとして姉にお金を渡します
怒った市川志穂は私と縁を切ろうとするなら、こんなはした金じゃ足りないと言います。

夜明さんは竹村親子を殺害したのは大島和樹ではないか？と疑う。
神谷さんは市川志穂の疑いを晴らそうと夜明さんの推理の裏を取ろうとする。
実は市川志穂の両親は惨殺されていました。
そんな彼女がかわいそうだと言う神谷さんに市川志穂に惚れたのか？とからかう夜明さん。

神谷さんの事を娘あゆみに相談する夜明さん。
しかしあゆみに相談したって答えがでるわけがありません。
夜明さんは帰ろうとしますが、あゆみはもっていた書類を落としてしまいます。
その書類は竹村のものでした。
書類には竹村の署名の横に、あの火星の記号が書かれていました。
その記号を見て市川志穂の両親を惨殺したのは竹村ではないか？と疑う夜明さんたち。

竹村は市川志穂の祖父の時代から寝屋子として市川志穂の父親と一緒に育ちました。
志穂の祖父は財産を竹村に譲ると言っていました。志穂の祖父が死亡した後に竹村は
志穂の父親に研究の為に資金援助して欲しいと頼み込むが断られます。
その後、志穂の両親は惨殺されます。
そして今度は和樹を支援する竹村。

７年前の志穂の通り魔事件現場付近で竹村は講演会を開いていました。
志穂の狙いは竹村だったのです。
動機は両親の復讐。志穂は両親を殺したのが竹村と知ってたのでしょうか？

夜明さんのアドバイスで大島和樹のアリバイを崩します。
出版社の編集者である陣内はるかが和樹のアリバイを証言します。
しかし、それは嘘だったのです。和樹に頼まれて陣内はるかは嘘をついたのです。

２２年前、市川志穂の両親を惨殺したのは竹村でした。
その事を神谷さんは和樹に伝えます。
そして竹村の息子を殺害したのは、あなたではありませんか？と追求します。
和樹は、それを素直に認めます。
和樹は竹村の息子をクビにしようとしました。
それに怒った竹村の息子が和樹を呼び出し和樹をナイフで殺そうとします。
それを見て誤って自分は竹村の息子を殺してしまったと自供しますが
夜明さんは、その場には市川志穂もいませんでしたか？と問います。
犯人は志穂でした。
和樹は姉に自首しようと言いますが志穂は３日だけ待ってくれと頼みます。
その後、志穂は竹村に自首をして欲しいと言いますが逆に竹村から首を絞められます。
そこに和樹が登場し竹村を殴って殺害します。
姉弟で殺人犯か。。

志穂は七年前、竹村に両親を殺したのはあなたでしょ？と聞きます。
しかし竹村は自分は和樹を出版社に紹介した。それぐらいの力がある。
自分はいつでも和樹を殺せると脅された志穂。
通り魔事件を起しても本当に殺したかった竹村は殺せませんでした。

神谷さんとの事情聴取では、その事を言いたかったんですね！

七年前に、どうして本当の事を言ってくれなかったのか？と姉を責める和樹。
志穂は弟には純粋なままでいて欲しかった。
本当の事を言えば和樹は竹村を憎んで、いずれ殺すだろう。
弟にそんな事はさせられないから本当の事をいえなかった。
でも結果的に弟は人殺しになってしまった。
弟に謝る志穂。

これで事件は無事に解決しました。

馬場刑事は何作目から登場したんだろう？
面白いです。国代君より早く出世しそう！！

犯人は最後まで分からなかった。
私は真相を知った弟が犯人かな？と思ったけど
姉弟二人が犯人だなんて予想外でした。
姉の方は出所したばかりなのに。。