ABC 日曜プライム 名取裕子主演 法医学教室の事件ファイル44 容疑者は、早紀の車で”溺死”した女――!?中学時代の同級生と共に事件の真相を追う早紀の前に、新署長・玉田元子が立ちはだかる!? あらすじ ネタバレあり
二宮早紀(名取裕子)は、港南医大法医学教室の准教授。夫の一馬(宅麻伸)は横浜東署の警部で、2人の間には新聞記者の息子・愛介(佐野和真)がいる。愛介は早紀の法医学教室の助教・伊吹南(中村静香)と交際しているが、なかなか進展がない様子。そんな状況を、一馬の叔母・七海(由紀さおり)が“心配”と称して引っかきまわすため、早紀は日々ヤキモキしている。 ある日、早紀が運転する車の前に、若い女性が飛び出してきた。幸い接触はしなかったが、彼女は髪が濡れている上、手や衣服には血が付着しており、様子がおかしい。 しかも、女性は急いだ様子で早紀から携帯電話を借りると、横浜東署にかけ、“浜田刑事”を呼び出そうとする。だが、そんな刑事はいないと対応されると、横浜東署まで連れて行ってくれと早紀に頼んできた。早紀は「何があったのか話して」と語りかけるが、出発してすぐ彼女は眠り込んでしまい、わけがわからない。ところが――署に到着して起こそうとすると、なんと彼女は死亡しており、早紀はがく然とする…! まもなく、女性の身元は元美容師・夏井真弓(吉田まどか)と判明。そして、早紀の検視の結果、死因は“溺死”とわかる。それを聞いた一馬は「水のない車内で溺れたのか!?」と驚くが、真弓はいちど蘇生したものの、溺れたときに水を吸い込んだことにより、後から肺水腫を起こす“二次溺水(にじできすい)”により亡くなったのだと、早紀は説明する。 その直後、彼女の同棲相手・近藤悟史(平野宏周)の刺殺体がアパートの自室で発見される。2人はこのところよくもめていたらしく、浴槽には大量の髪の毛が落ちていたことから、一馬は悟史に浴槽に顔を押し付けられ殺されかけた真弓が息を吹き返し、彼を刺したと考える。しかし、早紀は真弓の最期の様子から、彼女の犯行とは思えないと反論する。 そんなとき、早紀の中学時代の同級生・倉重啓司(益岡徹)が連絡してきた。倉重は先日、早紀が初恋の相手だったと“告白”してきたばかりだったが、今回は真弓の事件で早紀に聞きたいことがあるという。実は、倉重は結婚後、亡き妻の姓“浜田”を名乗っており、ここ数年、“横浜東署の刑事”と身分を偽って、夜の街にたむろする若者たちを諭していたらしい。つまり、真弓が死の間際に探していた“浜田刑事”とは、倉重のことだったのだ…! 倉重は、真弓は自分にとって娘のような存在だったと告白し、彼女は絶対に犯人ではないと主張する。真弓の死に責任を感じていた早紀は、彼女の無実を証明してみせるという倉重と共に、事件を調べはじめるが…!? 一方、一馬は、県会議員・小山田耕一(長谷川初範)を直撃する。悟史の部屋から、小山田の妻・美穂子(加茂美穂子)が事故死した記事の切り抜きを多数発見したからだ。だが、怒った小山田は横浜東署に赴任したばかりの新署長・玉田元子(高岡早紀)に圧力をかけてきた。元子は、悟史を刺殺したのは真弓と断定。被疑者死亡で送検するよう、一馬に言い渡してきて…!?二宮早紀 ・・・・ 名取裕子二宮一馬 ・・・・ 宅麻 伸望月七海 ・・・・ 由紀さおり倉重啓司 ・・・・ 益岡 徹玉田元子署長 ・・・・ 高岡早紀小山田耕一 ・・・・ 長谷川初範室井和正 ・・・・ 長谷川朝晴鮫島医師 ・・・・ デビット伊東二宮愛介 ・・・・ 佐野和真助教・伊吹 南 ・・・・ 中村静香有田刑事 ・・・・ 及川いぞう大石刑事 ・・・・ 浜 博文二宮先生が運転する車の前に、いきなり女性が飛び出してくる。その女性は二宮先生に携帯電話を借りて横浜東署の浜田刑事に電話をする。しかし横浜東署には、そんな刑事はいません。そこで女性は直接、横浜東署に行くと言って二宮先生の車に乗り込む。でも、その女性は横浜東署に行く途中で亡くなってしまう。二宮先生が解剖した結果、女性は溺死と判明します。被害者の名前は夏井真弓。夏井真弓には同棲相手がいましたがその同棲相手である近藤の遺体も発見される。警察は夏井真弓が同棲相手である近藤を刺したと疑っていました。でも二宮先生は夏井真弓が人を殺すはずがないと反論する。近藤の部屋には県会議員の小山田の妻美穂子の新聞の切り抜きがありました。小山田に直接その事を聞くと知らないと言う。二宮先生は中学の同級生である倉重が訪ねてくる。実は倉重は夏井真弓と知り合いだった。倉重の今の名前は浜田。夏井真弓が探していた浜田刑事と言うのは倉重の事だった。倉重は夏井真弓が犯人じゃないと言います。二宮先生が倉重に話を聞こうとするが警察も倉重に事情を聞くために、やって来ます。小山田は横浜東署の署長である玉田に圧力をかける。夏井真弓を被疑者死亡で送検しろと二宮刑事に指示をする。二宮先生は近藤の遺体に付いていた圧迫痕の事が気になります。倉重は二宮先生に会いに来ます。倉重は夏井真弓を娘のように思っていた。実は倉重の娘は16歳で亡くなっていました。倉重の娘は父親に反発して悪い仲間と付き合っていた。仲間が揉めているのを止めようとして階段から落ちて死亡したのです。娘を亡くした後悔から倉重は夜の街で子供たちに声をかけていました。その時に出会ったのが夏井真弓だった。倉重の娘と同じ名前だった夏井真弓の事を娘のように大切に思っていた。だから夏井真弓の無実を信じていたのだ。二宮先生は倉重と一緒に夏井真弓の無実を晴らそうとします。近藤と夏井真弓が働いていた美容院を訪ねるうちに近藤が近々、大金を手に入れるという情報を手に入れる。近藤の自宅には小山田の妻の新聞記事がありました。もしかして近藤は小山田を強請っていたのか?小山田夫人の死亡検案書を見る為に鮫島医師を訪ねます。そこで鮫島医師と小山田が繋がっている事を知る。二宮刑事の計らいで二宮先生は小山田夫人の死体検案書を手に入れる事が出来ました。小山田夫人の両足の圧迫痕が気になっていた二宮先生。実は小山田夫人の両足の圧迫痕はアンクルウェイトのせいだった。小山田夫人の死因は溺死。アンクルウェイトを両足に巻き付けて小山田夫人は溺死した。彼女は自殺だったのか?実は小山田夫人は夫に離婚を申し出ていた。しかし選挙で女性票を失うのを怖れて離婚を拒否していた小山田。警察は小山田夫人が溺死した川を捜索する。するとアンクルウェイトが発見されます。二宮先生は倉重との会話で夏井真弓が何か証拠となるものを、どこかに埋めた事に気付く。夏井真弓が証拠を埋めた後に、二宮先生の車の前に飛び出したのだ。夏井真弓は、よく公園で四葉のクローバーを見つけて倉重にプレゼントしていた。その公園で二宮先生と倉重は証拠を探し始める。二宮先生よりも先に証拠を発見した倉重。これ以上、二宮先生に迷惑はかけられないと一人で証拠を持ち帰ります。夏井真弓の隠したICレコーダーには近藤が誰かを脅迫している音声が録音されていました。二宮刑事は小山田に事情を聞きます。しかし小山田は何も話しません。でも小山田の秘書の室井が小山田夫人の手紙を二宮刑事に渡します。そして、その頃倉重は誰かを呼び出していました。倉重は、その事をメールで二宮先生に知らせていた。二宮夫妻は倉重の工場に向かいます。工場には倉重の首吊り死体がありました。玉田署長は鮫島医師に検視を頼めと指示します。しかし二宮刑事は今までどおりに二宮先生に検視を依頼すると署長に言います。倉重の検視をすると近藤と同じ圧迫痕がある事が分かります。検視をして倉重が末期癌だと判明する。だから必死で夏井真弓の無実を証明しようとしたのか!倉重の手に塗料がかかっている事が分かる。実は、この塗料は小山田夫人にも付着していた。倉重は二宮先生に犯人の手がかりを伝えるために必死で犯人の何かを握ったのだ。これで小山田夫人と倉重を殺害した人物が同一人物だった事が分かる。倉重の手に付着した模様は一体なんだろう?倉重と近藤についっていた圧迫痕はプロレス技で出来た圧迫痕だった。犯人は医師の鮫島か?と思ったのですが鮫島ではありませんでした。実はプロレスをしていたのは鮫島だけじゃなく秘書の室井だった。倉重の手に付着していた模様は室井のボタンの柄でした。実は室井と小山田夫人は不倫関係にあったのだ。小山田夫人は夫と別れたがっていた。自分と不倫関係にある事を夫にバラすと脅す小山田夫人を殺害したのは室井でした。室井が小山田夫人を殺害するところ目撃したのが近藤でした。小山田と鮫島が小山田夫人の事故と隠蔽した。これで終わると思っていたのに近藤が室井を脅迫します。室井は近藤を殺そうとしますが、そこに夏井真弓が現れ室井は彼女を溺死させようとします。夏井真弓が溺死したと思った室井は今度こそ近藤を殺害します。しかし夏井真弓は仮死状態で生き返ります。そして二宮先生に助けを求め事件が発覚します。室井は小山田から地盤を受け継ぐはずだったのに。。これで事件は無事に解決しました。室井は小山田の収賄容疑についても話し始めます。小山田と先輩、後輩の関係だった玉田署長も疑われます。犯人は小山田と鮫島かと思っていたので意外な犯人登場で驚きました。まさか室井と小山田夫人が不倫していたとはねーなかなか面白かったです!それと南ちゃんとケンカした愛介はどうなったんだろう?仲直りしたのかな?でも人のスマホを勝手に見ちゃだめでしょ!!こりゃ振られるかもなー