土曜ワイド劇場 片岡鶴太郎主演 終着駅27 悪の魂 ベストセラー小説に仕組まれた二重殺人の罠!! あらすじ ネタバレあり
新宿区内の公園で、女性の絞殺死体が発見された。女性の身元は高見友子(清水美沙)、新宿の大型書店に勤める書店員だった。臨場した新宿西署の刑事・牛尾(片岡鶴太郎)らは、ベンチに静かに座ったまま、ひっそりと死んでいる友子の姿に、「行儀のいい、静かなホトケさん」という不思議な印象を抱く。 友子は独身で、親兄弟もいなかった。唯一の身寄りである、いとこの升田美奈子(野村真美)とその夫・修一(佐戸井けん太)立会いの下、彼女の部屋を捜索する牛尾。本が大好きで書店に勤めていたわりには、なぜか蔵書は少なく、本棚の1段を埋めているだけだった。だが、その本棚にまるで1冊の本が引き抜かれたようなスペースが空いているのが、牛尾には気になった。 捜査が進む中、意外な事実が判明する。友子は末期がんを患っており、余命は長くて数か月であったというのだ。さらに今年3月、自ら加入していた1億円の保険金の受取人を、いとこの美奈子から“川名恵”という人物に変更していたことがわかったのだ。 さっそく川名恵(国生さゆり)を、パート先のスーパーまで訪ねる牛尾。だが、恵は、高見友子という女性とは昨年11月、自宅アパートの近くで道を聞かれただけで、会ったのはその一度きりだと証言。保険の受取人に指定される覚えもないという。 捜査本部では、友子を殺害したのは、受取人変更を知らなかった美奈子ではないか、という見立てが浮かび上がる。美奈子は経営しているブティックが倒産寸前で借金を抱えていた上、友子と夫の仲を疑っているふしがあった。美奈子は、有名弁護士・本宮勝寿(益岡徹)を立ててまで保険金の受取人変更に異議を申立てていた。 だが、牛尾はまったく違った疑念を抱いていた…。鍵と思われるのは、友子が殺される直前、喫茶店で読んでいた1冊の本、“悪の魂”だ。それは正体不明の覆面作家“水木晶”によるベストセラー小説で、被害者の自宅本棚にも同じ書籍があった。友子は、2冊も“悪の魂”を所持していたのか…!? しかも、現場から、その本は消えていた。犯人が持ち去ったのか…!? 本の内容が気になって、“悪の魂”を手に取ってみた牛尾。主人公の女性と友子に重なる部分を感じた上、読み進めていくに従って、ある疑惑が浮かび上がって…。 そんな中、美奈子が自宅マンションのベランダから転落死! 「友子が憎かった、許してください」と綴られた遺書めいた紙も発見され、やはり友子を殺した美奈子が、その罪を贖うために自殺したと結論が下る。だが、牛尾だけは納得することができず…。川名恵(スーパーのパート・友子の1億円の保険金の受取人) - 国生さゆり升田美奈子(ブティック経営・友子の従妹) - 野村真美升田修一(美奈子の夫) - 佐戸井けん太田崎(東邦書房 編集長) - 鶴田忍勝又武(故人) - 浜田学戸川由紀(覆面作家「水木晶」の担当編集者) - 大寶智子勝又誠(武の兄) - 青山勝梅谷千恵(マンション管理人) - 赤間麻里子[57]旅館「かわ村」女将 - 志水季里子[58]石田(医師) - 影山英俊本宮理子(本宮の妻) - 阿部朋子堺(東中野警察署 刑事) - 菊池隆志[59]喫茶店店員 - 高尾勇次記者会見の司会者 - 水津亜子[60]芸能記者 - くじら[61]、鈴木奈都[61]高見友子(書店「末広堂」店員) - 清水美沙本宮勝寿(弁護士) - 益岡徹公園の中で女性の死体が発見される。遺体の身元は高見友子。ドラマ冒頭 清水美砂さんが誰かに紐で首を絞められて殺害されるシーンから始まります。誰が殺したの?彼女の手には悪の魂という本を持っていたのに、、なくなってる!身寄りがなく従妹の美奈子と夫がやって来る。野村真実さん怪しいわー(笑)美奈子の夫と被害者の高見友子は本好きで趣味が同じなので、とても仲が良く美奈子が嫉妬するほどでした。この夫婦怪しいわーしかし被害者の高見友子は末期の胃癌だった。犯人は彼女がもうすぐ死ぬ事を知らなかったのかな?高見友子は保険をかけていた。保険金の受取人は従妹の美奈子だったが最近、受取人を変更していた。それが川名恵です。川名恵は保険金の事を知らなかった。高見友子は医者から半年から一年の命だろうと宣告されていた。だから保険金の受取人を川名恵かえたのか?と牛尾さんは川名恵に聞きますが彼女は何も知らなかった。川名恵は高見友子と会ったのは道を聞かれた時、一回だけだと言うのだ。それだけで保険金の受取人にするかな?当然、川名恵も疑われる事になります。殺害される当日、被害者の高見友子は一時間以上も喫茶店にいた。その喫茶店で高見友子は悪の魂という本を読んでいたと言う。殺害現場には高見友子が持っていた紙袋と悪の魂の本が見つかっていない。牛尾さんは悪の魂を読もうと自宅に持ち帰りますが牛尾さんの妻も同じ本を購入していた。悪の魂が面白かったので新作も購入したが作風が全然違うと言います。原作者の水木晶は、性別も年齢も何も公表していない。かの原作者が殺人事件にかかわっているの?牛尾さんは川名恵に会いに行きます。そこには弁護士の本宮がいました。美奈子夫妻から依頼されたらしい。保険金の受取人を変更した事で本宮に相談して川名に会いに来たのだ。弁護士の本宮は雑誌を通して作家の水木晶と対談をしたかったようだ。高見友子は作家になる事を夢見ていた。マンションの大家によると高見友子は最近元気がなかった。でも殺された当日、とても明るい顔で会社を休んで今日はゆっくりすると言っていたのに。。弁護士の本宮は雑誌のインタビューで自分の好きな本を10冊程度紹介していた。その本のタイトルと高見友子の本棚に並んでいた本のタイトルが似ていた。二人は何か関係あるのかな?本宮は自分が気に入った本に蔵書印を押していた。それぐらい大事にしていたのだ。本宮の本棚を見て高見友子の本棚からなくなった一冊は魔術師の孤独という本だと分かった。悪の魂と魔術師の孤独という2冊が殺人事件 に関わっているんじゃないかと牛尾さんは考えます。その後、川名恵が悪の魂の原作者水木晶だと認める記者会見を開きます。川名恵も作家を目指していたのか。。高見友子は7年前、ある賞の最終選考まで残っていた。それを記念して作品 白い部屋を自分で本にしていた。白い部屋と悪の魂を読み比べて牛尾さんは確信します。悪の魂は高見友子が書いたものだと。。牛尾さんは高見友子が秘められた恋をしていたのではないかと推測します。続いて高見友子の従妹美奈子が自殺します。発見者は美奈子の夫と弁護士の本宮。高見友子の恋の相手は、美奈子の夫か弁護士の本宮。登場人物が少ないからそうなるけど。。警察は美奈子が高見友子を殺害して自殺したと結論付けました。牛尾さんは納得がいきません。どうして遺書にはっきりと自分が高見友子を殺害したと書かなかったのか?そして高見友子が医者に罰が当ったと呟いたのはなぜなのか?その時、牛尾さんは閃きます。悪の魂で書かれている殺人が現実に起こったのではないか?牛尾さんは調べました。悪の魂で起こった殺人事件は実際に起きていました。被害者 勝又。兄に金をせびりにきて結局、借りられず家の中の物を壊して車を勝手に乗り回していたのだ。その車のボディには傷がありました。牛尾さんは、勝又を殺害したのは高見友子ではないか?と考えます。高見友子は殺される時、抵抗をしなかった。罰が当ったから罰を受け入れる。自分が胃癌の末期だと分かってから治療は一切受けていない。そして高見友子の不倫相手は弁護士の本宮。不倫旅行の最中に殺人事件を起こしたの?なんで勝又を殺したのよ?全てを知っていると思われる川名恵に事情を聞きに行く牛尾さん。川名恵は悪の魂は自分が書いたと言います。彼女の目的は何?本宮は事務所を移転する前、高見友子が勤める本屋に通っていた。そこで2人は出会ったのか?牛尾さんは本宮に勝又の事を問いただす。しかし本宮は、証拠があるのか?と開き直ります。川名恵は本宮に2人で組まないか?と電話をかけます。本宮の蔵書印が押された魔術師の孤独という本を持っていた。その本を取り返す為に本宮は高見友子を殺害したと推測します。しかし喫茶店で高見友子が読んでいたのは悪の魂です。でも喫茶店の店員は悪の魂の別バージョンだったと証言します。別バージョン。一ページ2段組だったと証言する店員。実は高見友子が読んでいたのは魔術師の孤独でした。本のカバーを交換していた。本のカバーは悪の魂で中身は魔術師の孤独だったのです。高見友子と川名恵は本好きという事で、すぐに友人関係になった。そして川名恵の家に泊まった高見友子。後日、高見友子は悪の魂の原稿を川名恵に送っている。悪の魂の原稿をあなたにあげるとメモに書かれていた。川名恵の名前でコンクールに出していいと言う高見友子。高見友子から何かを預かったと本宮に伝えて本宮を呼び出す川名恵。そこで牛尾さんがやってくる。川名恵は本宮を自白させようとしていた。川名恵は自分に宅配を送ってきた送り状に本宮友子と書かれていた。それは本宮と高見友子が不倫をしていた証拠。でもそれが殺害の証拠のにはなりません。しかし別の証拠を高見友子は残していました。勝又を殺害した場所に凶器のナイフと本宮の指紋が付着した本。なーんだ!ちゃんと証拠を残していたのか。。川名恵は迷ったという。悪の魂の本当の原作者の事がバレてしまう。しかし川名恵は高見友子が泊まった日の事を思い出す。彼女の様子から何か辛い事を抱えていると。。なぜ、何も聞かなかったんだろう?彼女に何か聞けば、彼女のそばにいて大丈夫よ?大丈夫だからと言ってあげたのにと涙する川名恵。これで本宮も終わった。そして作家 水木晶も。。そうか!2作目は川名恵が書いた作品ということか。。本宮と高見友子が不倫旅行中に勝又の車と接触事故を起こしてしまう。勝又は2人が不倫している事に、すぐに気付きます。勝又は、すぐにお金と高見友子の体を要求してきます。本宮は彼の要求を受け入れるしかありません。高見友子はナイフで勝又を殺害してしまいます。高見友子は、殺人事件を通して二人の絆は深まったと思ったが本宮は高見友子の本性を知り彼女と別れます。別れてから高見友子は何か言ってくると思ったが何も言ってこない。それが逆に不安になる本宮。その時に、悪の魂が出版されます。本の内容が殺人事件と酷似している事に気付き本宮は、高見友子と話し合います。高見友子は奥さんと別れて自分と結婚して欲しいと言います。高見友子は、蔵書印のある本が欲しいと頼み本宮から譲り受けていた。奥さんと別れたら本宮に本を返すと。。それで高見友子を殺したのか!!その様子を美奈子に見られていました。それで本宮を脅迫して殺害されたのねー高見友子は自分を殺して欲しくて本宮に奥さんと別れて欲しいと言ったのかもしれないと牛尾さんは言います。確かにそうかも。。数ヵ月後、牛尾さんに荷物が届きます。川名恵が高見友子について書いた本と手紙。川名恵は親のない子供たちのために保険金を寄付したのです。これで事件は無事に解決しました。なんか、ややこしい話でした。でも登場人物が少ないので、この人が犯人やなーと分かったけど。。