関西テレビ 三谷幸喜×クリスティ名探偵勝呂シリーズ第三弾 死との約束 あらすじ ネタバレあり
「分からないのか、こうなったらもう殺すしかないんだっ」。名探偵・勝呂武尊(野村萬斎)は休暇で訪れていた熊野古道のホテルで、その場に似つかわしくない物騒な言葉を耳にする。事件はこの時、すでに動き始めていた・・・。 翌日、朝食をとるためにホテルのラウンジに向かうと、そこで医学書を読んでいた医師の沙羅絹子(比嘉愛未)の姿を目にし、声をかける。沙羅は勝呂のことを新聞で見て知っていたため、二人はすぐに打ち解ける。そこに、本堂家の夫人(松坂慶子)、次男の主水(市原隼人)、長女の鏡子(堀田真由)、次女の絢奈(原菜乃華)がやってくる。どこか異様な雰囲気をかもしだす夫人は、やってくるなりホテルのスタッフをどなりつけ、子どもたちにはあれこれと命令し始める。さらに遅れて、長男の礼一郎(山本耕史)と妻の凪子(シルビア・グラブ)もやってくる。夫人の言動は、まるで一家の独裁者のようで、子供たちはみな完全に彼女の支配下に置かれていた。その風変りな家族の様子に、勝呂はあっけにとられてしまう。一家と古くからのつきあいがあるという男・十文字幸太(坪倉由幸)によると、主である本堂氏が、家族が一生遊んで暮らしていけるほどの十分なお金を残して死んだため、本堂家は家族全員で日本中を旅しているのだという。沙羅から誘われて本宮大社を訪れ、散策をしていた勝呂は背後から声をかけられる。振り返ると、婦人代議士・上杉穂波(鈴木京香)と編集者の飛鳥ハナ(長野里美)だった。穂波は、自伝の執筆のために熊野を訪れたというが、どうやら勝呂とは旧知の仲らしい。穂波の前では今まで見せたこともないような顔を見せる勝呂。その二日後、貸し切りバスで古道散策ツアーに向かった本堂一家と勝呂、沙羅、穂波、飛鳥。霊峰と言われる熊野には神秘的な山道が多く、景色もどこかミステリアスだ。そして、昔から天狗(てんぐ)の目撃談も後を絶たない。各人が、思い思いの場所に分かれて時を過ごす一行。そんな中、参道沿いのベンチで休んでいたはずの本堂夫人が、遺体となって発見される。地元の警察署長・川張大作(阿南健治)に事件解決を要請された勝呂は、早速捜査をはじめる。夫人は普段から心臓が弱かったというのだが、勝呂は、その右腕に注射針の痕を発見する。病死なのか?誰かに殺されたのか?勝呂は、ホテルに到着した晩に、偶然耳にした言葉をふと、思い出す。「分からないのか、こうなったらもう殺すしかないんだっ」。あの声は一体誰だったのか?夫人の死と関係があるのだろうか?ぎくしゃくしていた家族の誰にも動機があり、全員に殺害するチャンスがあった。名探偵・勝呂史上、最もややこしい事件の推理が、今、始まろうとしていた。本堂一家と偶然出会った勝呂。横暴な本堂夫人たちの言う通りの子供たち。本堂夫人と亡くなった夫は再婚で長男、次男、長女は夫の連れ子で実子は末の娘のみ。長男夫婦は上手くいっていないようです。金持ちで働かなくても生きていけるお金があるなんて羨ましい!!しかし本堂夫人ワガママが過ぎるで!!勝呂と同行していた医師の沙羅絹子と長女 鏡子は仲良くなるが母親から2度と会うなと命じられる。どうやら次男の主水が沙羅に惹かれているようだが母親の反対で上手くいかないな。。勝呂の昔からの知り合いである婦人代議士である上杉穂波。彼女は何と昔、勝呂が逮捕した泥棒だった!!えー泥棒が代議士になったの??沙羅は本堂夫人に従う子供たちに自由になれと言いますが子供たちは母親に反抗する事が出来ません。どうやら長男の妻は家を出て行く予定らしい。長男は母親はもうすぐ死ぬから、もう少し待てと言うが長男の妻は聞きません。沙羅は子供たちを自由にしろと本堂夫人に言いますが彼女は私は何もかも忘れないと言います。何のこと??しかし沙羅は何でこんなに本堂家と関わろうとするのか?怪しいな!!本堂家の子供たちは母親から逃げ出そうとしますが長男は自分達は母親がいないと何も出来ないと言います。どうやら本堂夫人は子供たちを社会に適合できないように育てたようだ。勝呂たちは本堂家の人々と熊野を旅する事になります。バスの中で本堂夫人は薬がないと暴れ出す。ワガママ放題の本堂夫人。疲れたので椅子に座って休むと言い出します。そのころ勝呂は、上杉穂波に突き落とされ転がり落ちて怪我をする。何回落とされとるねん!!本堂夫人は誰かとあってる様子やし。。とうとう本堂夫人が亡くなります。ここまで長かった。。第一発見者は沙羅。椅子の上でなくなってたけど誰が犯人?全員怪しいなー殺す動機が全員あるから難しい!沙羅は病死だと思ったようですが勝呂は殺人だと言います。本堂夫人の腕には注射の痕がありました。勝呂が事件関係者一人一人に話を聞き始めますが、みんな怪しい!勝呂がドラマ冒頭に聞いたセリフは本堂家の次男 主水と次女 鏡子の会話だった。二人は本堂夫人の殺人計画を立てていたようだ。もちろん犯行は否認します。10時10分に本堂夫人をベンチに残す。10時20分ごろに本堂夫人と天狗が争っているところを目撃されている。そして死亡時刻は11時00分ごろ。でも主水は11時20分ごろに母親が生きているところを見ている。勝呂は誰かが嘘をついていると言います。どうやら事件関係者は天狗を目撃している。誰が天狗?長男の妻は夫と別れて愛人と結婚しようとしますが義母が亡くなった事で夫を一人には出来ないと言って愛人と別れます。長女が注射器を埋めている所を警察が取り押さえます。勝呂さんは犯人が分かったようです。関係者全員を呼び出します。誰だろう?なぜか穂波に上の部屋で聞いていて欲しいと言います。まず長男の主水は、なぜ母親に11時20分に会ったと嘘を言ったのか?それは彼が母親を見つけた時に彼女はすでに亡くなっていた。もしかしたら妹の鏡子が殺したのではないか?と考え嘘をついたのです。同じく妹も母親の死体を目撃し兄が殺したのではないか?と考えます。バスのなかで兄の荷物の中から注射器を見つける。だから注射器を隠そうとしたのか!!主水が持っていた注射器は長男の妻のものでした。長男の妻の鞄の中から主水が盗んだのだ。実際に犯行に使われた注射器は誰のものなのか?それは医師である沙羅が持っていた注射器でした。注射器と一緒にジギトキシンも盗まれます。沙羅は主水が犯人だと思い黙っていたのだ。バスの中から突然消えた末の妹 絢奈が犯人だと言います。兄弟たちは妹は人を殺せないと言います。絢奈は天狗を追いかけていたと言います。長男の妻も嘘をついていた。長男の妻が義母を見た時には、すでに義母は死んでいた。勝呂は家族全員、バスに戻ると誰一人バスの中から動かなかった。母親が戻らないのに誰も席を立たずに探しに行かなかった事を不思議に思う勝呂。どうして普段、世話をしていた長男の妻も捜しに行かなかった。あなたが殺したのか?と彼女に聞くと夫が言います。母親はすでに死んでいた。長男が母親に会いに行った時にはすでに母親は死んでいた。ということは10時30分には母親は死んでいた。兄弟は犯人じゃないのよね?だったら犯人は鈴木京香さん?犯人は天狗?そんなはずないやろ!!どうしてあの時、本堂夫人は子供たちを自由にして椅子で休憩していたのか?ホテルで代議士の上杉に部屋を横取りされた事で落ち込んでいた。子供たちを支配できても世間では、ただのおばあさん。それを沙羅に追求された時に 私は名前も顔も生涯忘れる事はないと言いました。この言葉は沙羅に言った事ではなく、その後ろにいた人物に言ったのだ。家族を支配するだけじゃなく他人をも支配しようとしていたのだ。沙羅の後ろにいたのは代議士の上杉穂波。やっぱり犯人は鈴木京香さん演じる上杉穂波か!昔の強盗容疑の件で脅されたの?実は本堂夫人は女性看守でした。上杉穂波は過去に罪を犯していた。そこで出会ったのか!!そりゃ私は決して忘れませんよ!と言われたらビビるよなー本堂夫人と上杉穂波はホテルで再会します。本堂夫人にお金を渡しますが彼女は拒否します。これから上杉穂波を支配しようと考える本堂夫人。バスの中で薬がないと暴れる本堂夫人に対し薬を取ってくると言う上杉穂波。そうか!あの時ね!薬を取ってくる時に沙羅の鞄から薬を盗んだのか?そして勝呂をアリバイ作りに利用する。山で勝呂を突き落とし天狗の格好をして本堂夫人を殺しに行きます。この天狗を兄弟たちは目撃したのね!これで母親に牛耳られていた兄弟たちは先に進む事ができますね。しかし勝呂さんはショックかなー上杉穂波は最後、自殺したようですが勝呂の要請で事故死にされました。これで事件は無事に解決しました。長かった。。