杏仁豆腐はお薬だった!?
今やコンビニやスーパーなどで手軽に買えるデザート、杏仁豆腐。白いプリンのような食感で、私も好きなデザートのひとつです。杏仁とは、アンズ類の種の中の仁を粉末にしたもので、杏仁豆腐は元々薬膳料理だったのです。はるかさかのぼること三国時代、トウホウという医者がおりました。彼は、病人を無料で治療し、治ったらアンズの木を植えてくれと言いました。数年後、一面アンズの林となり、今度は、アンズを無料で提供し、代わりに穀物を受け取り、その穀物を貧しい人に与えました。この話から、杏仁豆腐はトウホウのアンズの林の杏仁から生まれたと伝わります。杏仁はキョウニンとも呼ばれ、咳止め、喘息、便秘の民間薬として利用されています。しかし、杏仁は苦いため、甘味料や牛乳を加えて飲みやすく改良されました。そして、デザートとして食べられるようになった杏仁豆腐は、中国全土に広まり、宮廷でも食べられる高尚なお菓子となりました。やがて、日本にも伝わりましたが、杏仁はとても高価なものです。そこで、杏仁と香りの似た安価なアーモンドが使用されるようになりました。現在、日本で売られている杏仁豆腐は、一般的には、杏仁の代わりにアーモンドエッセンスやバニラエッセンスが用いられているそうですよ。杏仁を使用した元祖杏仁豆腐が食べてみたいものです。杏仁を使用した本格杏仁豆腐↓送料無料!!【杏仁豆腐専門店 京都杏仁本舗】贅沢 杏仁スイーツセット。ギフト楽天で購入