笑ネコつぼ日記

ワシがJRで通勤していた頃の話。

通勤なのでもちろん車内は混んでいて、座れるわけもなく立っていました。すると小さい声で「ゆうこ・・ゆうこ」と声が聞こえてきたので声の主をさがし見ると、５０過ぎくらいのおっさんがマンガ雑誌（マガジンとかそうゆうの）の見開きで女の子がバーンと描いてあるようなページを見ながら「ゆうこ」と呼んでいました。

しかも「ゆうこ」の言い方にヨクヨウがあり

「ゆーこ」「ゆ～こ」「ゆ↑こ↑」たまに「好き」などとゆう。

キモイのでわ無くオモロイのです。


次に見たのは帰りの電車。＜あっ　ゆうこのおじさんだ！＞と思い、なるべく近くに陣取る。
ゆうこのおじさんはなんと懐かしいLPレコードをもっていた。
そしておじさんはオモムロニ　レコードをジャケットから取り出し、薄い中袋からも取り出しむき出しのレコード盤を見つめながら。

「ゆうこ・ゆぅーこ・ゆ～こっ」

そうかぁぁ、これもゆうこかぁ、やられたなぁと暫し感心する。


また次に見たのは　やはり帰りの電車。
今日はCDを持っている。よく見ると　マドンナ　だった。＜たのまれものかな？＞と思っていると
おじさん　いきなりCDのセロファンを破り中からディスクを取り出す。

まさか・・・。

「ゆ～こ」

きたぁー！！！！

なんとも嬉しい瞬間だった。


おっと　いかんバイトに遅れそうなので続きは又後日に。ばいなら。