人生に迷ったときは、北朝鮮へ
渋井真帆『女(わたし)を磨くマネー塾』本日読了。『決算書読みこなし術』と同様分かりやすい語り口。心がまえ的なことが多いが、投資に関する具体的な方法についても書かれていた。外貨預金は当然、切り捨てられていた。為替差損リスクがあるし、金利も大して高くない。手数料で飛んでしまう。といった理由。一方で、投資信託や変額年金保険などは条件付で勧めていた。森永卓郎は投信はダメだと言っていたが。台湾関係の以下の本が今日で期限切れ。『陳水扁の時代 台湾・民進党、誕生から政権獲得まで』『台湾入門』台湾の政治経済の基本的なことから分かってよい。『中華連邦』大前研一。『台湾から明日の中国が見える』『台湾 変容し躊躇するアイデンティティ』東大の若林教授。『ぼくは小説家になった 「小説業界」の裏の裏まで』小説の形態を取ってはいるものの、まさに「小説業界」のことが赤裸々に描かれていて大変興味深い。業界について巷でもいろいろ言われてが、本物の作家が書いているので、これが本当のところなのだろう。出版業界というのがどういうところなのか、知るために非常によい本だと思う。東京体育館に行って泳ごうとしたが、水球大会かなんかで貸切だった。新宿高島屋で、退職する人へのお礼の品を買う。家に帰り一眠りしてから近所のプールへ。夕方なのでわりと空いていた。金曜日に、やらなければならない仕事をやらずに帰ったことを急に思い出した。しまった、と思った。明日、朝早く行かなければ。それをきっかけに、仕事のいやなところが次々と頭の中に浮かんできた。自分はこんなんであと、30年もやっていけるのだろうか・・・。仕事だけでなく、人生全般に関して、なんかいやになってきた。自分は本当に肯定的に生きているのだろうか。本当に充実しているのだろうか。自分は何が楽しくて生きているのだろうか、考えてみた。最近だと、海外旅行に行ったときは楽しかったかもしれない。自分の場合、おいしいものを食べて、めずらしいものを見て、・・・という感じとは少し違うとも思う。最近は、韓国と中国に行ったが、板門店とか戦争紀念館とか、川底下村とか五道口とか変わったところにも行っている。自分が住んでいる近くの国に、こういう場所があったのか、と考えたり、政治的、歴史的な経緯も調べたりしている。やっぱり中国は何もかもでかいし、共産主義で日本とは全然違う。韓国は北朝鮮と対峙している。同じアジアといっても、置かれている状況は全然違う。今度は北朝鮮に行くが、これまた全然違うだろう。台湾にも行ってみたいが、ここも独特だろう。こういうことを考えていると、自分の悩みなどは小さいものだと思えてくる。気も楽になってくるから不思議だ。雨宮処凛は「人生に迷ったときは、北朝鮮へ」と書いていた。案外、名言なのかもしれない。