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紅 蓮

紅 蓮

ドラマCD「幕末恋華 新撰組」

ドラマCD「幕末恋華 新撰組」
(お勧め度★★★★★/評価95点)


近藤 勇(森田成一)   土方歳三(置鮎龍太郎)
沖田総司(石田彰)   山南敬助(小西克幸)
斎藤 一(三木眞一郎) 永倉新八(森久保祥太郎)
原田左之助(中井和哉) 才谷梅太郎(櫻井孝宏)

岡田以蔵(羽田野渉)  桜庭鈴花(植田佳奈)ほか




待ちに待ったドラマCDです。(^-^)
考えてみたら過去色々考えても小西さん、置鮎さん、三木さん、森久保さんと
4人も私の大好きな声優さんが揃ったソフトって無いんですよね~。
それだけでも貴重!しかも新撰組!!

ただゲーム本編は根底のテーマが恋愛な分、Backlash同様ドラマCDはまた違うだろうと思っていたのですが、
今回なんと主人公の桜庭鈴花が出てくるのです。
ゲームでは声なしだったのに、ドラマCDにあたっていきなりキャスティングされて、
正直最初は要らないのに・・と思いましたが、これがなかなか良かったのですよ。
自分で言うのもなんですが、女性声優・キャラに対してはかなり厳しいんですが、
この植田さんと鈴花のキャラは素直に好感持てました。
遙ときのあかねや花梨もこうだったら、もっと素直に受け入れられるのに~と思ったくらい。

ストーリーですが、今回は奇しくも群狼伝でも大活躍?の岡田以蔵。
けど、同じ人物でも書き手によって全然違ってくるものですね。
群狼伝の岡田以蔵は総司を目の敵にしてしつこく付け狙ってくる、完全にイっちゃったキャラでしたが(声は智一さんですが、イっちゃってる演技上手かったですよー♪)、幕末恋華の岡田以蔵は、昔拾ってもらったたけち先生の為とひたすら人を斬り、その人に見捨てられ京に置き去りにされた今でも、なお慕い続ける健気な忠犬の様なキャラ。

己の信念も正義もなく、ただ戦い続けるしかなかった岡田以蔵が、自分を全く恐れることなく
「お友達だから」と無邪気に会いにくる鈴花と出会った事で少しずつ変わり始めるんだけど、
お約束っていうか嫌な奴はいるもので、そいつらに殺せと命ぜられた新撰組隊士が実は鈴花と知って、
どうするっ?!というのが序盤から山場にかけてのストーリーです。

以蔵演じる羽田野さんは初めて聞く声優さんですが、
人斬り以蔵と呼ばれる以蔵の素顔とでもいうのか、朴訥で優しげな喋り方がかなり良かったです。
以蔵の語りを聞いていて2度程泣いちゃいましたし、これが下手な声優さんだとこうはいかないので、
無名の知らない声優さんでも鈴花役といい、良かったと思えるキャスティングはあるものです。(^-^)

それに比べて近藤さん・・・・。ぶち壊しでしたね、今回も。
鈴花を殺さなかったことで岡田以蔵の捕縛命令は出ているものの、今回だけは見逃すと去っていく新撰組の面々、一人最後に残った近藤さんが「君は信念もなにもないと言ったが・・・・(略)・・・だが次はないぜぇ」と、結構長々格好いい事を言って去るのですが、盛り上がったクライマックスが台無しでしたね。(-_-;)
こういうキツイこと書く度に罪悪感もあるんですが、
話の中心をなす一番大事なキャラになんで一番下手な人をもってくるのか、どうしても釈然としないんですよね・・・・。

ちなみに良かった良かったと感動して終わるかと思いきや、やっぱ新撰組ですよね。暗いです。
そこに待ち受けているのは同志達による捕縛と拷問だと覚悟しつつ、なにがなんでも土佐に帰ると決意する岡田以蔵。
才谷こと龍馬も、彼女のことは任せろと明るく見送らないで力づくでも止めてやれよ!と思うんですが、
そこはまぁ史実でしょうからどうしようもないのかな。
そして結局、投獄、拷問につぐ拷問、獄中での死。
なんでも慕い続けたたけち先生に口封じの為に毒を盛られたとか、とことん可哀相な末路でやるせないです・・・。
最後に以蔵が残した辞世の句がまた泣けるんですよー。(;_;)

と、以上がストーリーなど全体的な感想で、最後に個々のキャラについて少々。
まず小西さんの山南さん、相変わらず優しげな話し方にラヴ~♪
三木さんの斎藤さんも相変わらずあくまで抑えてクールに喋る低音ボイスが素敵なのですが、
途中一度だけ、さらっとこっ恥ずかしい台詞を言ってます!
ゲーム本編でもそうだったけど、このさらっとがポイントなのです!
普段の言動とのギャップ、けどあくまで本人自覚なしでさらっと言うところが
やられたって感じなので~。うふふ~。(-▽-)

そんな斎藤さんとは若干違うクールボイスな置鮎さんの土方さんも萌えー!!と燃えないけど、
土方さんだからこれで良いのです。
森久保さんの永倉さんと、中井さんの左之助はCDでもコンビで楽しかったです♪

あ、ちなみに何故か山崎さんや平助くんは出てきませんでした。


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