紅　蓮

今日は久々にＦ１を見ました。
去年１年間から今日まで全然見てないも同然だったので、本当に１年半振りくらいなのですが、久々にして、いきなりシューマッハが最後尾スタートと知り、開始当初から大ショック！！！
あ、もちろん今でもシューマッハ＆フェラーリファンですよ♪

なんでも予選でトップタイム出して一度はポールポジション（先頭）が決定したらしいのですが、最後のタイムアタックのラストコーナーで曲がるのに失敗して壁に激突、車をストップさせてしまい、後続のアロンソほか２，３人の走行を邪魔したのは故意によるものだと審議決定され、ペナルティとして最後尾スタートになったらしいのです。
もちろんシューマッハは否定してるし、証拠がある訳でもないんですよ！
確かに過去ここモナコで５回優勝っていう偉業を達成して、モナコマイスターなんて異名をとるシューマッハが最後の最後でそんな運転ミスをするのに疑問が生じるのも当然だけど、シューマッハだって人間なんだからミス位するさ！！
証拠もないくせに最後尾スタートなんて厳しすぎではないですか。。
せめて４，５つほど順位落とす位でいいと思うんだけどな･･･。

そんなこんなで、今夜の見所は最後尾スタートのシューマッハが何位まで順位をあげられるか、でしたが、モナコって全サーキット中一、前の車を抜く事が至難の技といわれる所なのです。
なにせモナコの市街地の間をぬってコースが作られている為、
周りは壁orガードレールで囲まれていて、他でのレースの時の様にちょっとコースアウトしたからって芝に出たり、縁石でタイヤをこする程度じゃ済まない訳で、衝突必至。
だからこそ毎年リタイヤとハプニング続出のモナコにおいて優勝することは、
他での３勝分に匹敵する名誉とも言われているらしいです。

とにかく無事完走するだけでも凄い集中力と神経を使う上に、
狭いコースの中で前の車を抜くっていう事は見ているだけでもかなり無理っぽい。
たとえシューマッハでも無理じゃないの～と思っていたところ、
スタートしてまもなく、６台も抜いちゃったからビックリですよ！

でも、さすがにその前に並ぶ車は、車の性能もドライバーのレベルも拮抗している人達で、ちょっと膠着状態に陥っていたんですが、そんな中、突如Ｍ.ウェーバーの車が異変をきたしてストップしてしまい、セーフティカーまで出されることになり、ちょうどレース中盤でピットストップ（給油やタイヤ交換の為にピットに一度戻ること）に差しかかっていたレーサーもいて、この為にかなり順位が変動した上に、日本の佐藤琢磨はじめ、この後連鎖的に何人かのリタイヤ等が続いて、気づいたらシューマッハが６位！！すごーーっ！！！
スタート時の２２位から６位ですよ！！！(>▽<)

ここでちょっとした運命のいたずらってやつか、思わぬ形でトップを走るアロンソの後ろにシューマッハがつくことになりました。シューマッハは周回遅れなんですけどね。
あ、別にシューマッハが遅くて周回遅れになってるんじゃなくて、
本来、アロンソに全くひけをとらずに走れるんですから！
しかし、その前を走る車が遅かったり、前述のセーフティカーの影響諸々の事情からです。

話がそれましたが、ここで実況の人たちも盛り上がり、
周回遅れなんだからアロンソ的には無理に競わずシューマッハをわざと先にいかせても全然問題なし、むしろその方が優勝がかかっている今、着実な選択だけれども、マイスターのシューマッハに押さえてこそ真の勝利、いわば己のプライドと自負をかけて勝負みたいな、アロンソがどうするか注目が集まったんですが、間もなくあっさりシューマッハを先に行かせました。
シューマッハにしてもこんなところで変に対抗心燃やされるより、着実に順位を上げていきたいところだから内心助かったかもしれないですが、思わずフッ････と笑っちゃいましたよ。
ここで堂々シューマッハと勝負したら私もアロンソを認める気になったけど、
あっさり守りに入っちゃって、つまんないの～～
今現在総合ポイント２位のシューマッハに２２ポイントの差をつけて、去年に続いて今年もほぼ優勝確定かもしれないアロンスですが、私は今ひとつ････。

それに更にこの後、Ｃ．クリエンだったか、又リタイヤ、シューマッハの順位も更に繰り上げで５位。
４位で前を走るは去年まで同じフェラーリのドライバーだったバリチェロ。
シューマッハ至上主義のフェラーリを遂に見限って今季はホンダに移籍したらしいのですが、
ここで凄かったのがシューマッハの追い上げ。
周回遅れだったのに、あっという間にバリチェロとのタイム差を縮めて後ろに付いて、それはもう凄い追い上げでプレッシャーをかけていたのが、タイヤから煙が出ていたのを見ても分かります！！
４位と５位、たった１ポイントの差の為に、１歩間違えたらリタイヤ必至だっていうのにゴールするその直前まで追い抜こうとする、まさに勝利への執念の走りに感動して思わず目がうるみそうに････。(；▽；)

これがモナコでさえなければ絶対追い抜けていたと思うのが、返す返すも悔しいけど、
最後尾スタートの逆境からでも最後の最後まで絶対諦めないその勝ちへの執念がやっぱり皇帝シューマッハの凄い所で、そういう所が好きなのです