カテゴリ:知育ドリル・ワーク
グレードアップ問題集1年国語 読解が終わりました。(小学校1年 7歳))
人気のドリルだけどちょっと私には趣味に合いませんでした。 もっと普通に1年生が読める文章で普通に地道に問題解いていくスタイルがよかったのですが、これは傾向が違いました。 この本は、掲載文が非常に多岐に渡っています。 1年生が読んだってわからないだろというジャンルの話も登場します。 普通1年生の読解といったら、 説明文 物語文 生活文 詩 ぐらいだけど、こちらは、 古文 漢文 論語 落語 日記 手紙 地図 までいろいろ登場します。 それも読んで解答するだけでなく、ただ音読するだけ、ただ精読するだけ、ただ感想をかくだけ、全文書写、とどめには絵を描けという読解ドリルらしからぬ問題もあります。 おもしろいっていったらおもしろいけど、落ち着きがないというか節操がないというかとっちらかっているという感じがしないでもありません。 広く浅く、いろんな文章に今のうちに触れておきましょうといった伸びしろもった構成になっています。 今できる難しいものを解くよりも、将来にわたる日本語の鑑賞力、豊かな表現力を身に着けようという姿勢というのでしょうか、目の前のことよりも先を見ている感じがするドリルです。 変わったおもしろい題材 ~絵を描く~ ~地図~ が、私は「読書は背伸びをしない」を家訓にしているので、背伸びした文章を読ませるのをよしとしません。今しか読めない幼い文を楽しんでもらいたいので、先走った文章はまだいらないのです。他のドリルであれば、短い文が連載になっていて2回3回にわたり、お話を読めたりして、解きながらその年齢向きの幼いストーリーを楽しめるのであるが、このドリルにはそれがありません。次々とさまざまな題材が登場し、ページに余韻がないのです。拙さがないのです。このドリルはいろいろ高見を目指して裾野が広がりすぎて、広がるにしたがい山もはるか高くなり霞の向こうにその頂は達し、到達点が遠く霞すぎてしまいました。だからいくら進めても上り詰めている感じがしません。ゆえに終了しても達成感がありません。やり切った感がないです。かすりすらしない。 もっと私は今できる、今限定の、今しか楽しめない文章のドリルで出来た感を味わいたかったけど、これは違ったというわけです。 そんなわけで1年生の4冊グレードアップが終わりました。 到達感はサッパリないけど、一つ一つの問題は面白かったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.12.07 15:20:32
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