カテゴリ:独り言
昨夜は花火大会に行って、芝生にシートをひいて、寝転がりながら夜空を見上げ、色とりどりの花 火を見た。 夜風がたまに吹いて、とても気持ちが良かった。 こんなにリラックスして花火を見たのは初めてだった。 隣のアベックも、浴衣を着ていたけれど、やはり寝て見ていた。 前にいたアベックは、寄り添うように見ていた。 中高生の女子の軍団は、これはと言う花火が上がると、あまりの美しさに、歓喜の声を上げてい た。 十代の頃、熱海の花火にひどく感動した覚えがある。 その頭上に降りそそいでくるような打ち上げ花火に、目前に迫ってくるような仕掛け花火に、咲い てはすぐに消え去っていく、一瞬の儚い輝きに胸を打たれ、悲しげな気持ちにもなった。 綺麗過ぎて悲しかった。 あの頃は純粋にすべてが見えていた。 今はもう、どんなものを見ても、その頃のように感じることはない。 それはもうとっくに失われてしまった、ものなのかもしれない。 今でもその頃の気持ちを持ち続けていたなら、きっと今ごろは色んなことに傷つき過ぎて、社会に 馴染めないでいると思う。 自分を傷つけるよりも、そんな純粋な思いをどこかに置いてきてしまったのかもしれない。 人はそれを大人になると言うのだろうけれど・・・。 でもそれでもきれいなものはきれいに見えるし、悲しいものは悲しい。 ただその感じる深さが違うだけで。 昨夜、地面に寝そべりながら見た花火のように、自分がその風景の一部になったように、自然にそ の場に溶け込むように見れるというのは、それはそれでとても楽しかった。 今日は平塚の砂浜で、ビーチフラッグフットボウルと、ビーチバレーの試合があって、付き合いで 見に行った。 とても暑い1日だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.08.06 22:07:04
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