2014/10/19(日)03:52
三陸災害地への旅(6)
日差しの強い日だった、田老駅を目指して歩き、見つけた 想像より高い位置にある 田老駅は、岩手県宮古市田老字小林にある 「三陸鉄道北リアス線の駅」であり、日本の私鉄で最東端の駅である かつて田老町観光協会が受託する簡易委託駅であり、出札窓口などを備える「田老物産観光センター」を駅舎として有していたが、東日本大震災によりその駅舎は外壁を残して全壊ネットから見つけた災害前の田老駅 更に駅舎とホームの間を結ぶ階段も瓦礫で埋め尽くされたほか、駅周辺の一部箇所で津波に晒された。その後、駅舎は取り壊され、現在は完全な無人駅と化している当駅前一帯が津波で大きな被害を受けて線路上に瓦礫が散乱するも、ホームの倒壊は免れた 階段を上がる 駅の屋根が目に入って来る、殆ど錆ている ホームの倒壊が免れたので、待合室もある 駅の前に簡易トイレがあり、大変ありがたかった ホームから海方面を見ると、相当な高さがあり 線路まで津波が来たとは、想像するだに恐ろしい 一日数本の列車があるが、この駅の乗降は少ないだろう この旅で、この駅に往復止まったはずだが、記憶がなかった 下記の 写真もネットで見つけた 災害前の田老の街並み 今の現実を見ると、信じがたい風景である みなさん、何処へ行って生活されているのだろう 田老から帰るバスは、1時間後にあったので、周辺を一人 歩いて眺めているのも、気持ちが塞ぎがちになる場所だった コンビニも無く、休むには駅の待合室だけ 時間通りに来たバスには、誰も乗っていなかった 帰りのバスで、ちょっと無謀かもしれない事をしてしまった この先、田老と言う街の動静を、注視してゆく気持ちにさせられた
011・03・18田老の現場の動画 You Tube から 覚書 「償い」 矢口敦子