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のんびりおまかせ60代

NHK「フリーター漂流」を見て

昨夜、この番組を見て、怒りが込み上げてきた。
まずNHKのサイトから、この番組の紹介文を下記にコピーする。

今、モノ作り大国・日本の製造現場は、フリーターによって支えられている。
ヒット商品が出れば一挙に大量生産、売れなければラインはすぐに閉鎖される。生産変動に対応できる企業だけが、厳しい国際競争を生き抜くことができる。コストダウンのため、企業が積極的に活用しているのがフリーターだ。正社員と比べて容易に雇用を調整することができ、人件費も安く抑えられる。バブル崩壊以降、多くの企業が、モノ作りの担い手として若者たちを使っている。現在、全国の製造現場で働くフリーターは、100万人にのぼると言われている。

 番組の舞台は、栃木県にある通信機器メーカー。携帯電話の増産のために、急きょ労働力が必要になった。北海道や九州などから集められたのは、20代から30代半ばのフリーターたちだ。仕事に耐えきれずに工場を去る者。より良い待遇を求めて全国を転々とする者。さらに、フリーターから正社員への昇格を目指す者など、一人一人の価値観は様々だ。

 先の見えない中、全国各地の工場を漂流するフリーターたち。今、製造業の現場で何が起きているのか。フリーターたちの半年を見つめる。


私はいつも、「ニート」「フリーター」などの若者達を、
「今の若い者達には困ったものだ」というような論調の報道などを目にすると、
「そうさせているのは、あんたたちだろう!」という怒りを感じていた。
働きたいと思ってもちゃんとした就職口がない現状、
しかたなくてアルバイトをしようとしたら、
そこにはリストラされたおじさんたちや、
家計のために働きたいおばさんたちがひしめいている。
社会経験のない若者達は、そこでも弾き飛ばされがちだ。
それなのに、大人たちは「夢を持て」だの「辛抱しろ」などと
建前だけで説教する。
若者達が失敗しながらも社会経験を重ねて、
希望を持てるような環境をつくろうともせずに
何をかいわんやという感じだ。

そんなところにこの番組を見て、
「あー、ここまできているのか」と、
あらためて自分の認識が甘いことに愕然とした。
ここまで人間を使い捨ての機械部品のように扱って、
それが「社会の厳しさ」として当然のように推移していることに、
本当にゾーッとしている。

話は少しそれるが、最近は自治体も財政再建の名目で、
正職員数が減らされている。
その分を「臨時職員」でカバーすることが多い。
そのほとんどが、若者か「主婦or女性」である。
本当に臨時的な仕事ならまだしも、
正職員同様、あるいは正職員以上の働きをしている人だっている。
どうも人間というのは、
毎月の給料に不満がなくなると堕落しやすくなるようで、
その分、「いつクビにされるかわからない」人達の方が、
必死に良い仕事をしていることだってある。
あるいは、「いくら働いても正職員にはなれない」と諦めた人は、
そこそこの仕事で流そうとしたりする方向にいく人もいる。
(これは、主婦や若い人達に多いように感じるが、人による)

いずれにしても、一度良いルートに入れた者はどんどん上昇気流に乗り、
入りそびれたものは割の合わないルートをぐるぐる回る。
やっぱり、この世の中、どこか間違っている。
若者の夢を踏み潰すような社会には、明るい希望は持てない。
そして、合理化してうまくやっているつもりが、
いつしか自分の首をしめることになるのだ。

2005年02月06日


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