福祉関係の仕事をしている知人が貸してくれた本だが、久々に一気読み。
昨今、児童虐待などの話題がニュースに取り上げられることが多いが、
この本は、そのような子どもたちが保護され生活する児童養護施設を扱った小説。
養護施設の置かれている状況や、そこで生活している子どもたちや職員のことが、
フィクションではあるけれど当事者や綿密な取材をもとにとてもわかりやすく書かれている。
このような問題に関心のある人には、ぜひ読んでいただきたい。
私も、なかなか知る機会のないことを知ることが出来、とても勉強になったし、小説としても面白かった。
「明日の子供たち」 (幻冬舎文庫) 有川 浩/著
↑には多くの感想が紹介されているので、参考にしてください。
《幻冬舎の書籍紹介文》
想いがつらなり響く時、昨日と違う明日が待っている!児童養護施設を舞台に繰り広げられるドラマティック長篇。
諦める前に、踏み出せ。
思い込みの壁を打ち砕け!
児童養護施設に転職した元営業マンの三田村慎平はやる気は人一倍ある新任職員。
愛想はないが涙もろい三年目の和泉和恵や、理論派の熱血ベテラン猪股吉行、“問題のない子供”谷村奏子、大人より大人びている17歳の平田久志に囲まれて繰り広げられるドラマティック長篇。