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テーマ:つぶやき(11340)
カテゴリ:通信教育・大学、教育、講座、講演会
NHKクローズアップ現代「知られざる天才 “ギフテッド”の素顔」
小中学生の不登校が4年連続13万人を超え、画一的ではない教育を模索する動きが本格化し始めている。そのなかで注目を集めているのが、生まれつき高い知能(IQ130以上が目安)や才能を持つ「ギフテッド」と呼ばれる若者たち。マーク・ザッカーバーグ、ビル・ゲイツなども“ギフテッド”とされ、米国などでは国家の教育支援を受けている。今回番組では、日本国内のギフテッドにアンケートを実施。すると、才能を秘めた若者が「生きづらさ」を抱えている現状が明らかになった。才能を十分に発揮できる社会には何が必要なのか、数々のギフテッドの例とともに考える。 私は、「ギフテッド」という言葉を初めてこの番組で知った。 生まれつき特別な才能を(神様から)もらって生まれてきた子どものことのようだ。 今の日本の教育体制ではこのような子どもたちが浮いてしまったり、その能力を発揮できないことは容易に想像できる。 不登校となっている子どもたちの中にも、そのような子どもたちが存在していることもよくわかる。 そのような子どもたちをどのように育て、教育したらよいのかということがこの番組の狙いだったと思う。 しかし私は、この番組を見ながら何を考えていたかというと、「子どもは誰もがギフテッドではないか?」ということだ。 能力の高い子どもがその力を発揮できないことがもったいないというのでは、ちょっと違うだろうと。 人は誰もが、それぞれ能力の種を持って生まれてきている。 その種が腐ったり、せっかく芽が出ても摘み取ってしまったり枯れたりしないように、育てることが一番大切なことだろう。 それぞれの能力の種や芽、あるいは特徴を「個性」という。 教育や育児に一番大切なのは、とてもシンプルなことなのだ。 その子の個性を認め、その子の内部から湧き出てくる「好奇心」を大切に見守ることだろう。 この世の中を変化させていくのは「天才」の力も必要なのかもしれないが、その力を発揮させる環境を支えてゆく「縁の下の力持ち」の力も必要なのだ。 様々なことで「生きづらさを感じる」人たちが多いのであれば、その人たちをサポートし癒す力を持つ人たちもまた大切なのだ。 最近の世の中は、経済効果や競争原理に乗る人たちばかりを育てようとしているように思える。 また、自分中心主義が跋扈し、自己の利益にならないものは無益と切り捨てる傾向も強い。 一見役に立たないように思える力が、見えないところで社会を支える力となっている。 もしも神様がいるとしたら、それぞれの力をのびのびと発揮している、穏やかで平和な社会を望んでいるに違いない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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確かに、特別な才能をもつ子供の教育は遅れているかもしれませんね。
飛び級というのがあってもよいように思います。 (2019年08月29日 10時31分45秒)
アメリカには、こうした非凡な才能を持った子ども達を伸ばすための特別プログラム教育があります。
こうしたプログラムで、他の子よりも飛び抜けた才能(知能、芸術、独創性などなど)を伸ばしていくようなシステムです。 日本が学ぶべき事は、悪しき一律性、公平性という名のもとの悪しき枠の強制ではないかと思います。 こうした非凡な能力の子どもたちは、特別支援教育と同じように、教育支援が必要ではないでしょうか。 maki さんのおっしゃるような、飛び級システムの導入とか、通信家庭教育の制度化もあるほうが良いと私は思います。 (2019年08月30日 20時51分18秒)
ショコラさんへ
>アメリカには、こうした非凡な才能を持った子ども達を伸ばすための特別プログラム教育があります。 その一端は、この番組でも紹介されていましたね。 >日本が学ぶべき事は、悪しき一律性、公平性という名のもとの悪しき枠の強制ではないかと思います。 >こうした非凡な能力の子どもたちは、特別支援教育と同じように、教育支援が必要ではないでしょうか。 私もそのように考えています。 ですから、その枠に入りきれない、あるいは息苦しさを感じる子供たちが、「生きづらい」ことになります。 何か変ですね。 >飛び級システムの導入とか、通信家庭教育の制度化もあるほうが良いと私は思います。 学ぶ場の選択肢がもっともっと増えてほしいです。 特に、ホームエデュケーションでの学びがもっと認知され、そのためのサポート体制(特に社会資源とのネットワーク)が誰にでも利用できるようになってほしいです。 現実として、不登校の子供たちのほとんどは、やむを得ずホームエデュケーション状態で、世間的には「日陰状態」ですから。 (2019年08月31日 09時05分30秒)
みらい0614さんへ
私の大学での同級生に、通信教育(ホームエデュケーション)で、しかも飛び級して、16歳で入学した人がいました。 友人のアメリカ人夫妻の子どもさん二人ともにそのシステムを使って教育を受け、大学だけ本国で。 こういう教育システムの自由さが日本にもあるといいなあ、と思います。 (2019年08月31日 19時47分04秒)
ショコラさんへ
>私の大学での同級生に、通信教育(ホームエデュケーション)で、しかも飛び級して、16歳で入学した人がいました。 >友人のアメリカ人夫妻の子どもさん二人ともにそのシステムを使って教育を受け、大学だけ本国で。 そうでしたか。きっとアメリカでは珍しくもないケースなのではないでしょうか。 >こういう教育システムの自由さが日本にもあるといいなあ、と思います。 心からそう願います。 (2019年09月01日 15時52分31秒) |
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