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カテゴリ:家族・親族
夫の趣味の一つである「蕎麦づくり」のために、息子の畑の一角に蕎麦を栽培している。
この日は、息子たちと夫や私の都合を考え、蕎麦を脱穀することにしていた。 しかし、前夜から明け方にかけて雨が降り、この日にできるかどうか夫はずいぶん気をもんでいた。 夜が明けて、天気は回復する気配だったので、何とかこの日にやろうと出かける。 幸いに、孫が夏休みのために帰省していたので、強力な助っ人となってくれた。 結構収穫量が多かったため、午後四時頃にやっと終了。 作業員は夫と私、次男と孫だったのだが、この人数では旧式で時々不具合のある脱穀機を使うのはとても大変。 休みなしでぶっ通しで頑張って、4時ごろに終了。 空模様を気にしながらだったので、終了した時には本当にホッとした。 今回改めて思ったのは、大学二年の孫が本当によく働くことだった。 この孫は、小さい頃からよく手伝う子どもだった。 こちらで手伝いを頼むのだから、終わった時にはバイト料的なお小遣いをあげるのだが、 それが目当てだとしても嫌な顔をせずに頑張る子どもだった。 それは、大学生になった今も全く変わらない。 彼はアレルギー体質なので、作業中はがっちりマスクをしているのだが、それだけでも蒸し暑い中では苦しいだろうと思うのだが、愚痴ひとつ言わずに働き続ける。 終了後はさすがに、「あー、疲れたねえ」とホッとした笑顔を見せたので、作業はきつかったのだろうと思う。 もちろん、私だってヘロヘロだった。 孫が文句を言わずに頑張るのだから、頼んだ私達が文句は言えないと頑張ったけれど、はっきり言って体力の限界というか、中腰続きの作業で腰痛の限界だった。 終了後にお茶とお菓子をつまみながら、「A君は、手伝う時に本当に嫌な顔をしないね。偉いと思う」と褒めると、 「うーん、そうかなあ。文句を言うときだってあるけど、手伝う時は言わないかもしれないな」という。 「どうして?」と聞くと、「手伝っていて文句言ったら(相手に)悪いでしょ」という。 ハァー、わが孫ながら人間が出来たやつだ。 もちろん、その通りなのではあるが、なかなかそうできないのが凡人だと思うし、私なんて子供の頃から母の手伝いをする時には、いつもふくれっ面をしていたように思う。 私は、子育てをしながら息子たちに教えられたことは多かったのだが、孫にも教えられている。 ということで、疲れたけれどありがたく嬉しい一日となった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年09月22日 09時08分58秒
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