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カテゴリ:絵本
久々の100冊の絵本シリーズ。
なぜ久々かというと、近くの図書館分館がシステム変更などで一か月休館となり、 そのシステムによる本の予約が思うようにいかず、(私がよくわからなかったため) しばらく絵本にまで手が回らなかっただけ。 さて、今日の絵本は…。 「おもいついたらそのときに!」西内ミナミ 作/西巻茅子 画/こぐま社 【商品説明】 小さな丘の上の小さな家に、おばあさんとねこ、ひとりといっぴきが暮らしています。 今日はいい天気。外へ出てみると、おばあさんの育てたチューリップが見事に咲いています。 … と、ここまでは普通のおばあさんの普通で素敵な暮らし。 「わたしは はなづくりの てんさいだわ」その瞬間、おばあさんの頭の中で何かがピカっと光ります。 そして、こう言うのです。「おもいついたら そのときに!」 バタバタと動き出すその様子に呆気にとられていると、その間におばあさんはどんどん行動して、実行していきます。 それからも、おばあさんのピカッは止まりません。 自分のお料理にうっとりした時、自分で作ったドレスの出来上がりにうっとりした時、自分の髪を見事にゆいあげた時…その度にこう言うのです。 「おもいついたら そのときに!」 その行動力の積み重ねで、何が出来上がったかというと…すごい事になっていますよ。 おばあさん、大丈夫!?この勢い、この実行力、この破天荒さ。 おばあさんがとにかくかっこいいのです。 それは子どもたちの目にだって同じに映るはず。 やれば何でもできちゃうって感覚、絵本だからこそ味わえるものですよね。 さてさて、おばあさんの「おもいつき」の連続から生まれたのは、なんと小さな町! なんだかとても居心地が良さそうですよね。 明るく元気な気持ちになれる1冊です。 (絵本ナビ編集長 磯崎園子) いやはや、これこそ絵本で表現できる世界だと感心するばかり。 でも、社会や環境を変えていくのは、やはり一人の人間の思い付きを行動に移せるかどうかにかかっている。 思いついたことを行動に移す実行力は、若い人だけが持つ能力ではない。 いくつになっても思いつけるし、それを実現可能な形で行動に移すことが出来るのは、ひょっとすると年をとってからかもしれない。 ただし、その時には若い人と協力し合えるかどうかがカギになるかも。 そんなことを考えている私です。 私だって、まだ何かできるかも…、と思わせてくれる絵本でした。 でも、自分の体力とも相談しなくちゃね。 「おばあちゃんすごい!(ピーマン村のおともだち)」 中川ひろたか, 村上康成、童心社 【内容紹介】 園にやってきたおばあちゃん、子ども達と遊び始めた。 けん玉、お手玉、何でも上手! すごい! これも、別の意味ですごいおばあちゃん。 こっちのおばあちゃんの方が私に近い気もするが、ひょっとすると遠いかも。 こんなに何でもできて、優しくて面白くて、 引き出しのいっぱいある玉手箱のようなおばあちゃんに憧れるけれど、 うーん、私はどうかなあ。 でも、引き出しの中身は違うかもしれないけれど、引き出しがないわけじゃない。 この二冊、おばあちゃんに勇気と元気と励ましをプレゼントしてくれます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年03月28日 14時25分39秒
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