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旭医大学長辞意、聴取前日に突然の表明 「結論ありき」選考会議批判 06/18 05:00 北海道新聞
【旭川】「解任の結論ありきで、拙速だ」。パワーハラスメント(パワハラ)や金銭問題など一連の疑惑への批判が強まる中、辞任を表明した旭川医科大の吉田晃敏学長は17日、自らの解任の是非を審査する同大学長選考会議の議事進行を痛烈に批判した。ただ、こうした見解を公表したのは代理人弁護士。本人は18日に学長選考会議から弁明を聴取される予定だったが、辞任表明を理由に欠席するとし、疑惑について肉声で語ることなく、表舞台から姿を消しつつある。 「本人も混乱している部分があり、精神的なダメージが大きい」。吉田氏の代理人となった中村元弥弁護士は17日午後、旭川市役所で記者会見を開き、本人が取材に応じるのは当面は困難だと説明した。 中村氏によると、吉田氏が辞任表明について相談してきたのは今月7~9日ごろ。「解任請求を巡る混乱を学内にもたらしたのは自身の不徳のいたすところと反省し、これ以上の混乱を招くのは本意ではない」と辞任を決意したという。 吉田氏は17日に中村弁護士を通じて公表した文書で、パワハラなど一連の疑惑について、仮にそうした言動があったとしても「解任理由に当たるまでのことはない」と主張。学長選考会議は解任の是非を審査する理由を明らかにしていないと批判し、「結論ありき」の弁明聴取は受けられないとの意向を強調した。 選考会議委員の1人は「18日に会議が開かれれば、解任決定は不可避だった」と証言する。吉田氏は3月ごろから周囲に辞意を漏らしていたとされ、解任される前に自ら辞任を選択したとの見方も出ている。 吉田氏は1973年に開学した旭医大の1期生で専門は眼科。米国留学の経験などを生かし、99年には学内に設置された国内初の遠隔医療センターの長に就くなど最先端医療のけん引役として学内外の脚光を浴び、2007年に同大出身で初めて学長に就任した。 しかし、昨年暮れには新型コロナウイルスの大規模クラスター(感染者集団)が発生していた慶友会吉田病院の患者受け入れを求める古川博之病院長(当時)に対し、学内に感染が広がりかねないとして「受け入れるなら辞めろ」と発言していたことが発覚。今年に入って滝川市立病院から約14年にわたり、医療情報アドバイザーの契約報酬として7千万円近くを得ていたことも判明し、学内の教授らが学内規定を満たす署名を集め、学長選考会議に吉田氏の解任を請求していた。 一連の疑惑の背景には、吉田氏が14年の長期にわたって学長として在任し、「独裁的な権力」を得たとの指摘がある一方、教授陣も遠隔医療推進などの実績を積み上げる吉田氏に依存していた面も否めないとの見方もある。地域医療の中核を担う旭医大は今後、疑惑解明をおざなりにすることなく、学内を立て直すことが急務になりそうだ。 この人か辞めるのは遅きに失したと思うが、聴取を受けて学長選考会議で追及されるのがイヤで辞任するなんてもってのほか。 辞職願など断じて受理せず、厳しく処分してほしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年06月18日 14時13分21秒
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