ひろしです・・・・・。　　　　　盃を挙げ、うたを歌おう・・。

いーんだか悪いんだか・・・・。





テレビのコマーシャルは、ほぼ政府系の啓発ＣＭしか流れなくなりました・・。

あんだけやってたビールのＣＭや、お笑い芸人が叫ぶカルビーの宣伝も見かけません・・。

こんな時に、おちゃらけたＣＭはかえって企業のイメージが傷つくから自粛って事なんだろうけど・・。

その中で「家庭教師のトライ」のＣＭだけが、場の空気を読んでないと言うか、

かなーり異彩を放っています・・。

正直、不謹慎だなって思いました・・。

でも・・・ふと考えたんだけど・・・彼らのＣＭ料がなければテレビで被災地の近況や

原発の状況を知ることも出来ないってのも現実なんですよね・・。


不謹慎・・・英語では「imprudence」という単語がそれに該当するようです・・。

直訳すると「実際的な業務において用心が不足していること」・・。

日本人のイメージする「不謹慎」とは微妙にニュアンスが違う気がします。

中国語でも調べてみたけど、それに相当する単語は見当たりません・・・。

たぶんこれは日本特有の言葉では無いかもしれないけど、日本の文化だけに強烈に作用する

世界的にも珍しい言葉なのかもしれません・・・（良い意味でも悪い意味でも）


昨晩、久々に秋田市の歓楽街カワバタにある行きつけの料理屋さんに行って見ました・・・。

「今週は、送別会とかで入ってた予約のほとんどがキャンセルになりました・・・。

　まーこーいう時期なんでしょうがないんですけどね・・・。　今日キャンセルのお客さんは、

　理由が『人目が悪いから』でした・・・」と、店の人・・。

帰り掛け、人気の無いカワバタをブラブラ歩きながら考え込んでしまいました・・。


どーなんでしょうか・・・。


それこそ、不謹慎と言われるかもしれないけど敢えて書いてみます・・。

僕らの住んでる秋田県は東北で唯一死者が出ていませんし、被災も軽微でした・・。

生活用品をパニックを引き起こすくらい数か月分買い込み、外出も控えて

家でテレビを見ながらポテトチップを食べるよりも、普通に会合に参加し、普通に酒を飲み、

面白いことに出くわしたら普通に笑う・・。

これが今、被災地でない秋田県人のしなければならないことだと思うんですが・・。

不謹慎という言葉は、美徳でもあるとは思うけど、今は経済的な二次災害の元になる気がして

なりません・・・。


僕らの出来ること・・・。

いろいろあるかもしれませんが、僕はそーしていこうと思っています・・。