ざっちゃん亡くなる(ザリガニ)
9月12日 ざっちゃんが亡くなった。6月の初め、実家の田植えで 捕まえてきた。うちに来て 3ヶ月の命だった。クスン。ばあちゃんやおばあちゃんは、1ヶ月くらい経った時に「まだ生きているの?すごいね!」などと言っていた。いや、それりゃあ、生きているでしょ!?チョコちゃんが 私が捕まえたザリガニを「飼いたい、飼いたい♪」と言うので 買う事にした。名前は、チョコちゃんが付けた。ざっちゃん。(昔から そのまんまの名前を付ける。)私が ざっちゃんを 飼ってもいいなあっと思ったのは、ざっちゃんが子供ザリガニだったからだ。小さいからかわいいし これから 大きくなっていくのが見れるから いいと思った。ざっちゃんが 来た初めは、チョコちゃんは、一生懸命に世話をしていた。毎日、食事をあげて 水換えも 2日に1回やっていた。それが 1週間経ち、2週間も過ぎると… 殆どしなくなった。エサあげは、殆どしない。水換えは、してあげないといけないので 私がしようとすると 一緒に付いて来て ざっちゃん見ててくれたりしたけど 後半は、あまりしていない。チョコちゃんと一緒にしようと思っていると 帰ってきてから 遊びに行ったりとかでバタバタして水換え出来なくなっちゃうので もう 朝とか昼に レート君と換える事が 多くなったからだ。関わりも減って チョコちゃんのざっちゃんに対する 気持ちも 薄くなってきただろう。チョコちゃんは、ざっちゃんの事を 気にしていなかった。ざっちゃんの「ざ」の字も言わないし。それに引き換え レート君は、ざっちゃんの事を口にした。夏休み中に 話し言葉も増えたレート君は、よく「ざっちゃん、ざっちゃん」と言った。きゅうりやキャベツを見ると「ざっちゃん、ざっちゃん!」(エサにあげているから)えびを見ると「ざっちゃん、ざっちゃん!」(エビは、ザリガニじゃないって言っているのに!)そして エサも あげたがった。私が「ざっちゃんに エサあげようか?」と言う訳でもないのに 自分から「ざっちゃん?ざっちゃん?」と言って「エサあげていい?」と言うような 確認をする。チョコちゃんが 全然気にしていない分、レート君が かまってくれているのに 感心した。こんな事言っている私自身も ざっちゃんの世話を かなり手抜きしだした。2日に1回換えていた水換えも 水の様子を見て 3日に1回にしたりエサも 毎日では、なくて 2日に1回になっていた。だから 入れたエサは、入れっぱなし。前は、半日経ったら 出していた。自分でも 手抜きしてきているのが 分かっていたので ざっちゃんも可哀想かもしれないと思いチョコちゃんに「チョコちゃんも もう全然構っていないし そろそろ、ざっちゃんを自然に帰してあげようか?」と 数回言ったがチョコちゃんは、その度に「嫌だ!嫌だ!」と言った。世話もしんくせに!!!でも、後半は、レート君が 喜んでやってくれているので どちらかと言うと レート君のためにいる感じだった。「でも、チョコのざっちゃんだよ!」とチョコちゃんは、言う。世話もしないのに!!!ザリガニは、ぐっすり寝る。初め 寝ているのを見て「わあ!死んでる!」と思った。だって、横たわっているのだ。何回も「死んでいるんじゃない?」と思った事があってから 「ぐっすり寝るんだな~」と分かった。そんな寝方に 見慣れたはずなのに 11日の日、ざっちゃんを見て「おかしい!?」と思い水槽を トントン♪と叩いてみた。動いた!でも、動きが おかしい!ざっちゃんの様子が おかしいよ!丁度、子供達がいたので ざっちゃんの様子が おかしい事を教えた。「チョコちゃん、ざっちゃん もう 帰してあげた方が いいんじゃない?」とまた訊いた。もちろん、チョコちゃんは、「ダメダメ!帰さないの!ちゃんとするから!」などと言う。いやいや、あなたは、もうしないよ。水を換える日だったが いつも外に置いてある ざっちゃんの為の水を 花にあげてしまった為ざっちゃんの換え水が無かった。んんん… しまったね。なんか、具合悪そうだし 早く換えてあげたいけど 水がないや。「今から酌んでおくから 明日の朝に 帰ることにしようか。」 そして 次の日、見ると ざっちゃんは、死んでいた。があああーん!そうだよね~。具合悪そうだったもんね…。どうして死んでしまったんだろう?世話が 手抜きになっていても 今まで生きていたけど 結構、弱ってきていたのかな?水を換えてあげていたら よかったのかな?食べ物の関係?夏に 2日入れておいて 傷んできていたから?寒くなってきたのに 関係ある?死ぬ時期?でも、ざっちゃんは、まだ子供の大きさだった。もっと、成長したはず。ザリガニは、冬越しするよね?冬越しの用意が 水槽にしてなかったから????今のところ、ハッキリしたり理由は、分からない。でも、ざっちゃんは、亡くなってしまった。ざっちゃんが 亡くなって チョコちゃんは、大泣きするかと思ったら少し涙ぐんだが そんなに泣かなかった。意外!関わりも 薄くなっていたからか?ざっちゃんを 公園に埋めに行く事にした。犬、猫などの動物だと 公園に埋めたりしたら まずいけど ザリガニなら いいでしょう。チョコちゃんも一緒に行くと言う。それは、そうだよね。でも…連日、お友達の家に行ったり来たり!宿題していると 遊びに行く時間さえ 危うくなってしまうので 全然、埋めにいけないの。ざっちゃん、腐っちゃいますから!そして 今日「チョコちゃん、今日 行かないなら もう、レート君と2人で 埋めに行くから!」と言っておいた。チョコちゃんは、今日も 遊ぶ約束をしてしまったが(友達が来る)今日は、4時間授業で 早く帰ってきているので 時間がある。もう、一番に ざっちゃんを埋めに行く事にした。公園の木の横に 穴を掘って ざっちゃんを入れた。エサのキャベツも一緒に。んんん… ちょっと、かわいそうな事をしたな。ちゃんと世話していて こうなったなら そうは、思わないけど 世話を手抜きしていたから。それに 1日前に 具合の悪そうな事に 気が付いているのに。あの時に 何とか出来なかったのかな?ちょっと、後悔です。チョコちゃんは、手を合わせていた。(さすが 葬式経験者。)公園を出て 公園の横を歩いていると レート君が「ざっちゃん、バイバイ。ざっちゃん、バイバ~イ。」と言って 手を振った。ズッキイイーン!レート君、ちゃんと面倒みていたもんね。いつも ざっちゃんの事、気にしていたもんね。レート君の為に また、ザリガニ飼ってあげたいなーっと思った。来年、また捕まえれるといいけど。(ザリガニは、あまり見ないんだよね。かえるならいるけど。)(旦那さんには、「もう、やめなさい!」と言われた。)後日…ウルトラマンセブンに エビのような怪獣が現れた。レート君は、それをみて やはり「ざっちゃん、ざっちゃん!」と言う。テレビに えびやロブスターが出てくると やはり、「ざっちゃん、ざっちゃん!」と言う。「ほら、ざっちゃんのきゅうりだよ。」と言って差し出すと レート君は、きゅうりを食べる。ありがとう、ざっちゃん。ざっちゃんのお陰で レート君は、きゅうりを食べるよ。ある時、レート君は「ざっちゃん、こうえん?」と言った。ドッキン!「そう。ざっちゃんは、公園にいるね。」なんか、泣ける。ううっ(涙)