Soul Aliveを聞きながら・・・
いま、歌姫の存在を感じている彼女の声に纏わり付くギター、右から左から、上へ下へその掛け合いを、押し出し押し上げるベースキーボードが振り掛ける魔法の粉でキラキラと輝きだすその絵が零れてバラバラにならないように、しっかりと額縁を守るドラムス生の温もりが見えるような、圧倒的な存在感・・・それぞれが個性を魅せるナイト達時に、置き去りにして力強く前へ前へと走る時に、浮かれながら音と音がはしゃぎ時に、表から裏へ、裏から表へを居場所を変えて遊び出すそれぞれが、その音ひとつひとつが楽しげに弾んでいるその中心に彼女の存在があるから・・それが歌姫の存在いつか形にしたいと願っていた言葉達残すともなく、伝えるともなく、形にするだけで良いから歌声に音が重なり溶け合い伝えたい気持ちが形になって行く一つ一つの思いは、それぞれのベクトルに向かって作品となって生まれて行く彼女の歌う夏の海辺には恋が溢れていた陽気なナイト達の手綱を少しだけ緩めて、音が走るナイト達のマイクからも声が集まって来るラテンのテンポの中に、彼らの個々の存在感が際立った瞬間彼等の存在が一つに解け合い、継ぎ目無い一つの存在となって行くその存在から溢れる涙は、切なさであり温もりであり優しさでもありその涙の雫の一粒ずつが、熱を持ち、伝わって行くその一粒を貰って、感動することを思い出した人達その一粒を見つけて、自分の中に生きる力を発見した人達彼女から教えて貰った沢山のこと生きている瞬間を楽しむこと楽しめたことを喜ぶこと支えてくれたことに対して感謝することそして、いつも幸せでいること・・・心の中に、しっかりと刻み付けておきたい存在を心に刻み込み、いつも一緒に居られるように道標を失ったナイト達が、いつまでも歌姫と一緒に居られるように歌姫がかけて行った沢山の魔法から、いつまでも醒めないように・・・黙祷・・・