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テーマ:食べ物あれこれ(49590)
カテゴリ:***** 生物 *****
似ていても、違うものがあります。
イカとタコ、どちらもスミを吐く。 しかし料理に使われるのは、いつもイカスミ。 タコスミのパスタはありません。 イカスミは粘り気がありますが、タコスミはさらさら。 パスタに、タコスミは使いにくい。 イカは敵から逃げるとき、スミを塊として吐き、自らの分身とします。 そして、敵の気をそらして逃げます。 一方、タコはスミを煙幕として使います。 そのため、イカスミは粘り、タコスミはさらさら。 料理のために、イカスミは粘っているのではありません。 またイカスミは、タコスミの30倍のうまみ成分も含まれます。 さらにタコスミには、敵を麻痺させる成分も。 そのため、イカスミはおいしく、タコスミはおいしくありません。 タコスミが料理に使われない理由は、ここにもあります。 セピア色は、イカスミから生まれた顔料。 本来のセピア色は、黒褐色。 しかし今では、セピア色も似て非なる色。 似て非なる味を持つ、イカスミに感謝。 似て非なる色を持つ、セピアに感謝。 いつかは、この日記を書く、このときも、 セピア色に変わるかもしれません。 感謝の日々を、続けたい。 いつかはくる、そのときまで。 セピアにかわる、そのときまで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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