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テーマ:戦争反対(1187)
カテゴリ:* コレクション・陶器 *
8月は日本人にとって、戦争の思い出の月。
軍盃を整理していました。 軍盃は意識して集めているわけではありませんので、特に変わったものはありません。 軍盃は、支那事変除隊記念など、やはり初期の戦争の物が多く見られます。 敗戦色の濃い太平洋戦争末期では、軍盃どころではなかったのでしょう。 盃には、様々な言葉が書かれています。 「軽き刃に重き任務」、「守れ満州 起きよ国民」など。 なかには、「色々とお世話になりました」と、お礼が書かれた盃も。 人との別れが、そこにはあります。 ある盃に、目が留まります。 その盃には、「幹部候補生(氏名)」とあります。 軍隊で昇格することが、この時代の若者の誇りだったのでしょう。 たとえそれが、理不尽な命を賭した戦いだとしても。 薄く壊れやすい盃に託された、数多の若者の声。 その儚く、脆い盃は、たしかに彼らの声を、今に伝えてくれていました。 【過去の日記1】極めて効率的 - 原爆の正当化 - 【過去の日記2】戦場から妻への絵手紙 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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