|
テーマ:愛犬のいる生活(75272)
カテゴリ:*** 神話・お話 ***
1921年アメリカで、ある事件が起きました。
その古い館に住む高齢の女性は、車椅子の助けを借りて生活していました。 その館は養護施設として使われていました。 そしてもちろん生活には、ヘルパーの人の助けが必要でした。 しかし彼女には、それでも生きがいがありました。 それは、愛犬のゴールデン・レトリバーとすごすこと。 その愛犬は、猟犬になり損ねた犬。 狩猟の下手なその犬は、あやうく猟師に処分されるところだったそうです。 それを彼女のため、家族が引き取りました。 施設では、その犬はみんなにも愛されていました。 そしてその日、事件は起きました。 その館から火が出たのです。 たちまち現場は大混乱となり、歩くことのできない彼女は逃げ遅れたかと思われました。 事実、多くの人が命を落としました。 しかし消防士は、シダの茂みに横たわる彼女を発見します。 彼女は燃える館から、逃げ出すことができたのです。 車椅子生活の彼女は、なぜ逃げおおせたのでしょうか。 火事のとき、彼女は愛犬に起されたそうです。 そして愛犬の首につかまり、腕と愛犬の力ではうようにして脱出したのでした。 それは低い姿勢を保つことにもなり、有毒な煙を吸うこともありませんでした。 愛犬が一緒にいたからこその、救出劇でした。 そして、大型犬だから可能なことでもありました。 かつて、家族に命を助けられたその恩を、その愛犬は忘れてはいませんでした。 優しい心が救うもの。 それは、自分の命かもしれません。 *** 里親会開催中 ● 救いを待つ子達 ● ● よし@兵庫さんのブログ ● お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[*** 神話・お話 ***] カテゴリの最新記事
|