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テーマ:オシャレ大好き(190268)
カテゴリ:***** 科学 *****
絹にあこがれて。
19世紀末、高級な絹織物は人々の憧れ。 蚕の病気の流行で、さらに絹は貴重になります。 蚕が吐き出す液体、コロジオン。 フランスの科学者ルイ・シャルドンネは、この液体に注目します。 1884年、彼はコロジオンから、人工の絹を作りました。 しかしその人絹は、燃えやすく危険。 そこでイギリスで、木材パルプから人絹が作られました。 正確には、その材料はビスコースです。 デュポン社は、この人絹に名前をつけます。 その名は、レーヨン。 フランス語で「光る糸」の意味でした。 レーヨンが登場しても、人々の絹への憧れは変わりません。 その欲しがるのは、人の手のみでは生み出せないもの。 生み出せないものを、追い求める。 ひとはどこまでも、貪欲な生き物です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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