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テーマ:夢を叶える人になる(1217)
カテゴリ:***** 歴史 *****
氷山に接触して沈没した不沈艦、タイタニック号。
1991年の船体の調査で、タイタニック号の欠陥が明らかになりました。 氷山への接触で、大きな穴が開いた理由。 その理由は、船体の鋼材にありました。 タイタニック号の鋼材は、リンや硫黄の不純物を多く含みます。 この鋼材は、現代の鋼材より、はるかにもろいものでした。 さらにこの鋼材には、零度以下で急激に、さらにもろくなる性質がありました。 事故当時の水温は、マイナス2℃。 一見、丈夫に見える船体も、大きな衝撃に弱くなっていました。 この鋼材の性質を、低温脆性と呼びます。 そして、時代はまだ、船体に溶接が使われていない時代。 船体の鋼材は、もろいリベットで止められていました。 氷点下での氷山との衝突。 もろいリベットは外れ落ち、鋼材も割れて大穴が開きました。 その結果、タイタニック号は、急激に沈没してしました。 今の鋼材なら、衝突でも変形する程度。 特に低温でもろくなる船体のタイタニック号は、冷たい海を航海するには向きませんでした。 低温脆性、それはその頃、知られていなかった知識。 知らないことが、命取り。 だから、学ぶことが、必要なのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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