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新しいアレルギー予防法のニュースがありました。
その予防法では、妊娠時に母親に特殊な薬を予防接種をします。 すると、生まれてくる赤ちゃんは、生涯アレルギー体質にならないというのです。 人口の半数が何らかのアレルギー体質という、日本人には特に朗報です。 この理由はアレルギーの原因となる免疫グロブリンE(IgE)が、予防接種で生涯作られなくなるためです。 その結果、花粉症、食物アレルギー、ぜんそくなどが予防されます。 国立育成医療研究センターでは、マウスで効果を確認。 悪影響もなく、妊婦での検証を予定しています。 アレルギーの画期的な予防法になるかもしれません。 医療技術の進歩は、とても良いことと思います。 ただ、それに伴う倫理観の整備も必要です。 今回の予防法は、「生まれる前からの体質決定」。 誕生した時には、アレルギー体質か否かが決まっています。 この予防法が普及すれば、大半の妊婦が予防接種を受けることでしょう。 しかし、「妊婦が薬に合わない体質」、「文化・宗教の理由」、「経済的理由」など、予防接種できない妊婦もいることでしょう。 この場合、日本人なら子供は1/2の確率でアレルギー体質です。 子供に罪はありません。 しかし大半の人がアレルギー知らずなら、その子は差別を受けるかもしれません。 アレルギーなら、まだ些細かもしれません。 ただ、もっと大きな遺伝的な病気なら、深刻な事態になるかもしれません。 生まれる前からの選別。 倫理観の見直しを、既に真剣に考えるべき時が来ています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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