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2019.09.28
カテゴリ：*** 神話・お話 ***
秋田には、与次郎という名のキツネの伝説があります。
これは、その与次郎狐のキャラクター像。  今日は、与次郎狐の伝説をお話ししましょう。 ＊＊＊＊＊ 佐竹義宣公が、秋田に久保田城を築いた時のことです。 庭に一匹の大狐が現れました。 その狐は義宣公に訴えます。 「築城により、私は住処を失いました。 代わりの住処を下さるなら、貴殿のお役に立ちましょう。」 何をしてくれるかと義宣公が問うと、俊足の飛脚になると狐は答えました。 実際、その狐は俊足で、江戸往復を6日で駆ける飛脚となりました。 義宣公は喜び、その狐に住処と「与次郎」の名を与えました。 しかし、それを喜ばない者もいました。 間右衛門は、宿場への飛脚の宿泊が減ったのは、与次郎のためと逆恨み。 与次郎の殺害を企て、罠を仕掛けました。 罠を見抜いた与次郎でしたが、捕らえられて殺されました。 死の寸前、与次郎は最後の力で御状を空に飛ばし、飛脚としての役目は果たします。 間右衛門らは、与次郎の死肉を食らい、奪った金で祝いの席を設けました。 しかし次々と乱心するものが村に現れ、村人は狂い死にしました。 惨状を耳にした幕府は、与次郎を神社に祀りました。 すると村の惨劇は止みましたが、間右衛門らは一家全滅してしまいました。 義宣公は与次郎の死を悲しみ、与次郎稲荷神社への参拝を欠かしません。 手厚く祀られた与次郎でしたが、時すでに遅しでした。 ＊＊＊＊＊ 海外では、キツネは狡猾な動物として語られます。 しかし日本の物語では、狐をねたみ、だまし、殺すのは、常に人なのです。 【与次郎稲荷神社】  ＊＊＊＊＊ 「楽天商品」   お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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なんとも切ない話ですね。
狐は古来、よく言われていませんが、佐竹の殿様がうまく与次郎を使ったものを、飛脚の同業者から恨まれることで、飛んでもない結末が待っていたとは。 しかし、与次郎稲荷神社ができたということでよしとしましょう。 (2019.09.28 18:16:49)
こんばんは
げにげに恐ろしきは人間となりますね。 (2019.09.28 19:12:19)
こんばんわ～♪
初めて耳にするお話です 童話や民話に登場するキツネ、確かに狡猾と言うよりどことなく優しいイメージが強いかもしれませんね 人間は・・・・・・けものより怖いね (2019.09.28 19:57:58)
こんばんは〜♪
いつもお世話になりありがとうございます。 台風18号は今後、強い勢力で西日本に接近中との予報！ 今後の進路気になります………… 今日も一日お疲れ様でした。☆ (2019.09.28 22:41:32)
＞間右衛門は、宿場への飛脚の宿泊が減ったのは、与次郎のためと逆恨み。
のくだりは現代にも当てはまるような気がします…。 働き者の他所の国から来た人々。 あれ、私もその一人ですね。 (2019.09.28 22:53:42)
落語の「王子のキツネ」もキツネが騙される側ですね。
(2019.09.30 02:52:09)
おはようございます。
人はねたまれてもねたんではいけないといいますね。 両方は悪いとは思いますが、何かされてもしかえしをしないというのはむつかしい。 つまり殴られてもなぐりかええすな、とはきびしいですが、自分は前生 で何をしているかはわかりません。 信じようとも信じなくてもいいのですが、私も仕返しはしたい方です(笑） (2019.09.30 06:47:26)
kopanda06さん、へ
9月11日の「潮騒」のコメントいただいてありがとうございました。 お返事書きましたので、本当に見過ごしてすみませんでした。 (2019.10.01 14:28:39)
与次郎狐は良いキツネだったのに
可哀そうでしたね。 福島市にもキツネ伝説がありますが そのキツネはいたずらキツネでして 祀られた神社は商売繁盛の神様として 信仰されているそうです^^ (2019.10.01 15:15:20)
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