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テーマ:戦争反対(1187)
カテゴリ:*** 旅行・美術館・博物館 ***
聚楽園の大仏様。
この大仏様を近くで見たのは、初めてのことでした。 いつもは遠くから、工場などの向こうにひょっこりと飛び出た、大仏様の頭だけを見ていました。 愛知県東海市にある、この阿弥陀如来の坐像。 聚楽園の大仏様は鎌倉、奈良の大仏より大きく、高さは18.79mもあります。 この大仏様は1927年に、昭和天皇の御成婚記念として開眼されました。 大仏様の建立者は、実業家の山田才吉氏。 山田氏は守口漬の考案者で、愛知県下で初めて缶詰製造販売を手掛けた人物でもあります。 山田氏が創業した喜多福総本家は、今も続く守口漬の製造販売店。 大仏様の作者は、後藤鍬五郎氏。 後藤鍬五郎氏は、愛知県内幾つものコンクリート製の作品を残しています。 仏像などをコンクリート製とすることには、賛否両論あります。 コンクリートは意外に劣化しやすく、補修しなければ崩れてしまいます。 しかし、この大仏様は、コンクリート製故に今日まで姿を留めました。 事実、大仏様の傍にあった山田才吉像は金属製故に戦時中に金属供出されて、今は残っていません。 価値が低いと見下されがちな、コンクリート像。 しかし戦争という人災を前にした時、その評価が身を救うこともあります。 【自国第一主義は戦争の始まり】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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こんばんは
コンクリート製の大仏があるとは初耳です。 (2020.07.18 18:08:39)
こんばんは
数回 行きましたが 大きいですね 自量がありますから 台座が押しつぶされて しまわないかと 思ってしまいます でも三河地震に 耐えていますから 強いですね 布袋大仏も 同じ人ですか 製作者 (2020.07.18 19:09:53)
おひげが立派ですね、この大仏様は。
(2020.07.18 22:33:56)
大仏様が大きいのは良いことなのですが、維持していくのは大変ですね。
日本全国でそういった問題が山積みになっているのかもしれないです。 有り難い大仏様なんだけどなぁ。 (2020.07.20 15:35:17) |