西洋陶器を求めて - 内外の洋食器 -

2021/07/25(日)14:26

オリンピック会場は汚物まみれ

***** 環境 *****(104)

にほんブログ村 あの時、東京お台場に行ったのには幾つかの目的がありました。 その頃はコロナ騒ぎもまだなく、お台場は海外観光客でにぎやかでした。 しかし、私が向かったのは「台場公園(第三台場)」。 海岸が工事中でもあり、人の姿はほとんどない寂しい場所です。 なぜそちらに向かったか? それは、お台場で撮影した次の写真にヒントがあります。 お台場海浜公園は、東京オリンピックのトライアスロンの開催予定地。 競技で問題視されている、汚染されたお台場の海を見に行きました。 「お台場海浜公園」は水質が悪すぎ、海水浴が都の条例で禁じられています。 海面に顔をつけることが禁じられたその海が、トライアスロンのスイムの競技場です。 昨年の夏に、東京オリンピックのテストイベントが開催されました。 しかし結局、大腸菌の数が基準値を超えたため、テストでのスイムは中止になりました。 水質の基準値は、海水100ミリリットル中の大腸菌数で250個以下。 しかし事前調査では、糞便性大腸菌数が3万5千個に及ぶ日もありました。 水質調査結果は、最悪の汚染度を示す「レベル4」。 お台場の海は、人が泳いで良い海ではありません。 なぜこれほどお台場の海が汚いのか。 それは東京湾に流れ込む隅田川の下水道処理場の、処理能力が足らないためです。 コースを視察した選手からは、「トイレの臭いがする」、「臭い」などの苦情が続出しました。 海水は濁り、自分の手の先も見えないほど視界がないと選手は言いました。 大雨が降ると、下水場の処理能力を超過します。 すると東京湾には、大量の下水が未処理のまま流れ込みます。 年間、東京ドーム1.5杯分もの未浄化下水が流れ込むというデータがあります。 トイレットペーパーの残滓が浮遊物になり、海中に漂っています。 お台場の海は、まさにトイレの排水そのものなのです。 大会運営委員会は、フェンスで競技エリアを囲む水質の確保を対策としています。 しかしその結果、早朝の5時ですら海水温は29.9度に上がりました。 その水温は、大会規定上限の31.1度に迫る高温。 まったく、競技に適さない温水の海になりました。 もし東京オリンピックが開催されれば、選手たちはこの海を泳がなくてはなりません。 糞尿にまみれ、生暖かく濁った海を、体力の限界まで泳ぐ選手たち。 その選手たちの苦しむ姿を、あなたは見たいと思いますか? * アフィリエイトの下に、お台場の海の画像を掲載します。 画像の出典は、「https://wpb.shueisha.co.jp/news/society/2019/08/26/109593/」。 不快に感じられる方は、スルーしてください。 < ↓ ランキングクリックはこちらから  >   にほんブログ村 【きれいな海で泳ぎたい】 「お台場の海」

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