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寺院の消失では、貴重な文化財が失われます。
大変に大きな損失ですが、寺院の火災は意外に多くあります。 乾坤院(けんこんいん)は、愛知県知多郡東浦町にある曹洞宗の寺院。 乾坤院には徳川家康の祖父、水野忠政の墓があります。 家康の生母、於大(おだい)の方の位牌も祀られています。 2016年3月、乾坤院は大規模な火災に遭いました。 (画像は、https://www.asahi.com/articles/ASJ3456JFJ34OIPE01F.html) この火災で、本堂跡,座禅堂跡,堅雄堂などを焼失しました。 乾坤院建立時に奉納された忠政像や、水野氏歴代の位牌も焼失しました。 火災で山門は残りました。 回廊にある竜宮門風の鐘楼も残りました。 その後の再建は時間がかかると思われましたが、わずか3年で再建されました。 写真は再建後の本堂を、最近撮影したもの。 再建された示玄堂。 実に短期間の再建に、地域の支援者の方々の多大な支援が偲ばれます。 この乾坤院の火災の前年の2015年10月、安楽寺も焼失しました。 安楽寺は愛知県蒲郡市清田町にあり、”於大の方”がすごしたお寺です。 家康の生母、於大の方ゆかりの寺院が、続けて被災しました。 安楽寺の火災は不注意からの引火で、乾坤院の火災とは無関係。 乾坤院の火災は原因不明ですが、出火元の本堂は誰でも入れる状態でした。 本堂の扉を日中は施錠しなかったのは、”開かれた寺でありたい”という住職の想いからでした。 地方の寺院への十分な防火設備の設置は、財政的に難しいでしょう。 寺院の仏像の盗難被害も増えています。 文化財の保護と公開。 この難題には、行政からの資金援助も必要です。 費用を惜しんで、貴重な文化財が失われることは避けたいものです。 【ペットもみまもり】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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こんにちは〜♪
いつもお世話になりありがとうございます。 8月23日(処暑) 処暑は、季節の指標である「二十四節気」の14番目の節気 この頃には暑さの峠を越し、日中の蒸し暑さは残るものの朝夕には涼しい風が吹くように。 夕焼けの低い空を飛ぶ赤とんぼや、日が落ちて聴こえてくる虫の声に、秋の気配を感じるように… まだ、連日厳しい暑さがつづいています。 体調管理はしっかりとおこなってお過ごしください。 ☀️ (2020.08.23 16:11:12)
文化財の火災は古くて新しい課題ですね。
三島由紀夫が小説の題材としたことでさらに有名になった金閣寺の火事とか、近年の首里城の火事もそうですが、直後は保護や対策のことが言われますが難しいことが多いのでしょう、形にならずに時間が経つうちに忘れられることが多いですよね。 本当に大きな損失だと思います。 でも、今、コロナ対策すらまともにできてない政権に、この対応を求めても無理でしょうね。 (2020.08.23 17:22:34)
文化財の焼失は絶対にあってはいけないことですね。
もちろん地震や台風、水害などでの被害もあってはなりませんが、火災は元も子もなく失ってしまいますからね。 私も自然災害の熊本城や阿蘇神社など見てきましたが、それでもいたたまれない気持ちになり、残念でなりませんでした。 (2020.08.23 18:44:47)
信州信濃の善光寺さんも度々火災にあい、現在の本堂は国宝に指定されていますが、江戸時代に再建されたそうです。
Wikipediaによると、1642年に本堂焼失、その後完成したのが1666年で、再建されたのが1707年と書かれておりました。 費用的な面もあるかと思いますが、用材の見立てから伐採搬出、製材をして墨付け刻み、建て方造作等々、電動工具やトラックなどの文明の利器が存在しない時代ですから、それは時間がかかったことと想像されます。 それにしても3年で再建とは驚きの速さですね・・・ (2020.08.23 18:55:25)
わが町の町名にもなっている王禅寺は、何度も火災に遭っており、
保存資料や寺の記録、過去帳などの文字史料や仏像などの殆どを焼失 しています。 もう一つの町のシンボル琴平神社は、2007年に放火で本殿が全焼、天井に書 かれていた渡辺崋山の天井画が、残念ながら全部燃えてしまいました。 (2020.08.24 02:07:47)
消火用スプリンクラー設置とか、難しいんでしょうね。
(2020.08.24 03:03:13)
こんにちは〜♪
いつもお世話になりありがとうございます。 まだ、日中は連日厳しい残暑がつづいています。 体調管理はしっかりとおこなってお過ごしください。 ☀️ (2020.08.24 18:02:20)
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