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国宝の建築物がある愛知県西尾市の金蓮寺の裏の丘には、不思議な洞窟があります。
その洞窟は、「蛇穴(じゃあな)」と呼ばれています。 伝説では、かつてこの地には、山より大きな蛇が住んでいたそうです。 中部地方には、愛知県豊橋市と岐阜県郡上市にも、蛇穴と呼ばれる洞窟があります。 なぜ蛇穴と呼ばれるのか、考えてみましょう。 民俗学では”蛇”は、”魂の実体化”と考えられています。 ”魂の実体化”とは、”死者の生まれ変わり”。 つまり蛇は”祖先の生まれ変わり”です。 そのため蛇は、しばしば信仰の対象となります。 これは海外でも見られることです。 ”敬うべき対象”の蛇とは異なり、”怖れの対象”の蛇もあります。 なぜ怖れかというと、蛇は”雷”と関連深いから。 蛇の動き”蛇行”は、”いなづま”を連想させます。 ギリシア神話でも、雷神ゼウスの命を伝えるケーリュケイオンの杖には蛇がいます。 【ケーリュケイオンの杖】 (画像はウィキペディアより) 蛇は”雷”。 さらには雷からの連想で”鬼”となり、蛇は”怖れの対象”になります。 蛇穴は、とても浅い穴。 大蛇は入れそうにありません。 大蛇は、最後は蛇穴に封印されたそうです。 大蛇が毎夜、田畑を荒らしたためでした。 ”敬うべき対象”ではなく、”怖れの対象”がいたのでしょう。 夜盗などでしょうか。 私にとって恐るべきは、「蛇穴」の読み方。 奈良県の地名にも「蛇穴」がありますが、これは「さらぎ」と読みます。 苗字にも「蛇穴」がありますが、これも「さらぎ(更木)」と読みます。 本当に謎が深い、蛇穴です。 【怖くないね】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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こんばんは
豊橋の 嵩山蛇穴 24日に 行ってきました 縄文時代の 住居との説明がありました 入口から少し入りましたが 狭かったので 諦めました 蛇 医者の表示の国も ありますね でも蛇 1m位でスト 見るだけで ゾット します トンカツです (2020.08.27 19:45:35)
こんばんは
ストレートにへびあなと読んでしまいそうですね^^ (2020.08.27 20:01:29)
いろんな読み方があるのですね。難読漢字にでてきそうな。
蛇が絡む杖。医療に関わる杖ですよね? 私の家では不動明王を祀っているので、蛇はお使いなので出てきても放っています。私が子供の頃は何度か白蛇を庭で見ました。身近な生き物でした。 車のナンバー、強制ではないのですね。よかった。変えたくないので。 車庫証明。これが微妙で。来年の今頃は転居している予定なので2回車庫証明取るのもなあ、と、躊躇してます。 (2020.08.27 23:04:43)
ケーリュケイオンの杖とアスクレピオスの杖ってごっちゃになってますよね。
(2020.08.27 23:48:52)
「蛇穴」と書いて「さらぎ」と読むのですか?
面白いですね。 もしかしたら、そちらの方だけのお名前かも知れませんね。 こちらでは、蛇穴自体聞いたことがありません。 福島では白蛇が祀られた神社がありますが 以前大きな白蛇が住んでいたと言われています。 (2020.08.28 06:54:52)
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