2020/09/04(金)19:13
竜の骨、ご覧になりましたか?
竜の骨、ご覧になったことはありますか?
写真は、名古屋市中区大須の亀岳林 万松寺の龍。
真白ですが、これは骨ではありませんね。
江戸時代、近江国滋賀郡伊香立村南庄(大津市北部)の丘で謎の骨が見つかりました。
その骨は、藩主に献上されて「竜の骨」と判定されました。
次の画像は、その時の絵。
(画像出典: 朝日新聞 https://www.asahi.com/articles/photo/AS20190517001524.html)
現在では「竜の骨」は、50万年ほど前の象の骨と判明しています。
明治時代、ドイツ人地質学者ナウマンらが、その事実を解明しました。
現在、「竜の骨」は東京の国立科学博物館に保管されています。
竜の骨は正確には、ゾウに近い哺乳類「ステゴドン」の化石。
竜のツノと思っていたのは、ステゴドンのキバ。
骨の見方が上下さかさまでした。
「ステゴドンの骨」 (画像はウィキペディアより)
思い込みはいけません。
物事も逆さに見たり、見方を変えれば、真の姿が見えてくるかもしれません。
【ドラゴン柄といえば、フロレンティーン ターコイズ】