西洋陶器を求めて - 内外の洋食器 -

2021/01/02(土)13:45

双鐘は慈悲と智慧を詠う

*** 旅行・美術館・博物館 ***(332)

寺院では独創的な建造物に出会うことがあります。 ここは愛知県西尾市吉良町の宝珠院。 この寺院には、他にはない形の鐘楼門があります。 その鐘楼門は六角形をした六角鐘楼門です。 六角鐘楼門の両脇には、仁王像があります。 この六角鐘楼門により、境内の建物も独特の配置になります。 驚いたことに、梵鐘が2個もあります。 2個の梵鐘は「慈悲の鐘」と「智慧の鐘」とのこと。 下から梵鐘を見たのが、次の写真。 宝珠院は、浄土宗西山深草派の寺院。 豊臣家と徳川家の庇護を受け、両家の位牌を祀り、寺紋を「三ツ葉葵」とする由緒ある寺院です。 この六角鐘楼門は、2001年の開創550年に、21世紀記念で建立されました。 六角の形は六波羅蜜を意味します。 寺院もこうして、少しずつ姿を変えていくのかもしれません。 古きものと新しきものの融和、情緒ある形で進めばと思います。 その前に、あの双鐘の語る歌を聴きたい。 【食用の梵鐘】 にほんブログ村

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る