2023/08/16(水)11:24
なぜ摩利支天の石像は少ないのか?
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名古屋市天白区平針5丁目。
整備された幹線道路や高架道路に隠れるようにして、
小さな御嶽神社があります。
この御嶽神社にも、摩利支天の石像があります。
以前、摩利支天の文字板はあっても、石像は少ないと書きました。
なぜ、摩利支天の石像が少ないのか?
その理由がわかりました。
理由は、経典『摩利支天経』に記されています。
『摩利支天経』には、摩利支天の彫像のあるべき姿が記されています。
その経典では、
「彫像の材質は、金、銀、銅や香木とすること。
彫像の長さは、半寸、または一寸、または二寸以下が良い。」
とあります。
経典が定める摩利支天の彫像は、半寸から二寸以下。
つまり約1cm5mmから6cm以下の、とても小さな彫像です。
材質を石として、ましてや大きな摩利支天の彫像を祀ること。
これは経典の定めから外れた、推奨外の摩利支天の祀り方です。
そのため、大きな摩利支天の石像は多くはありません。
さらに摩利支天の石像が少ない理由がありますが、
それは次回の記事でお話します。
【 推奨外と言われてもねぇ・・・ 】
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