2024/07/22(月)00:00
サバを失くしそうな鯖弘法様
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以前にご紹介した豊田市霊岩寺の地蔵菩薩像。
その作家は誰か、いまだに結論が出ていません。
造形や製作法から高見彰七作品である可能性は高そうです。
しかし高さ3m程度の大きな高見彰七作品では、
左官や造形業者が協力している例がみられます。
みよし市の大狐や愛知池の観音像などがその例です。
霊岩寺の地蔵菩薩像にも高見彰七氏以外の手が
加わっている可能性が高く、それが作家の判別を難しくしています。
【記事1】 「霊岩寺 謎のコンクリート像 1」
【記事2】 「霊岩寺 謎のコンクリート像 2」
さて、霊岩寺の山門の左には平芝公園への道があり、
そこには石仏や祠がいくつもあります。
その中の祠のひとつ、次の写真の右端は鯖弘法(鯖大師)です。
風化して、鯖弘法とわかり難くなっています。
サバも今にも消えそうです。
サバを失くしそうな鯖弘法様。
そのお姿が伝えるもの。
それは大切なものがいつまでも、手元にあるとは限らないということでしょうか。
【 ティラミス詰め合わせ 】
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