2024/09/16(月)00:00
高見観音の大分類
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高見彰七の観音像の判別には、観音像の分類が必要と考えていました。
そこで、a)造形,b)材質,c)製法に着目して4つに大別しました。
1) 分類1: 代表形
高見彰七らしい、微笑んだふくよかな顔の像。
観音像の姿勢は、x)直立形とy)流れ形がある。
また建設業者との共作の大形作品もある。
2) 分類2: 多様形
作風が不安定。微笑んでいない像,材質が粗い像が多い。
姿勢は、x)直立形が多い。
3) 分類3: 簡略形
現在、妙楽寺のみでしか確認例がない簡略化された像。
楕円形の顔が、衣装に張り付いた様な造形。
姿勢は、x)直立形とy)流れ形がある。
4)分類4: 銘「与次」
高見彰七作品の特徴を持つ、「与次」銘の像。
無銘の像を含めて、3例しか発見されていない。
観音像の姿勢は、x)直立形のみ。
まずは大別です。
次回以降、その詳細を見ていきます。
【 ひよこ形目覚まし 】
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