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2024.11.07
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カテゴリ:高見彰七

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浅野祥雲と1歳違いで同世代だった高見彰七。
それなのに知名度がある浅野祥雲に比べて、
高見彰七が忘れ去られてしまったのはなぜでしょうか?

むしろ、作家銘すら残さないコンクリート像作家が忘れられるのは
自然なことだと私は思います。
浅野祥雲の知名度の高さが特殊なのです。

そこで、なぜ浅野祥雲の知名度が高いのかを考察したいと思います。
以下はその理由と思われる点です。




1)浅野祥雲の作品は、多色に塗装された作品が多い

  多色に塗られた人物像は表情がユニークに見えます。
  そのため、テレビ番組でも取り上げられました。

  一方、今日残る高見彰七の観音像は大半が塗装が残っていません。


2)浅野祥雲の作品は、まとまって観られるスポットがある

  関ケ原ウォーランド、五色園、桃太郎神社などでは、
  浅野祥雲の作品をまとまって観ることができる。

  高見彰七の作品は基本、分散している。
  妙楽寺の58体は廃棄を免れているにすぎない。

3)大竹敏之氏の貢献が大きい

  大竹敏之氏は浅野祥雲について詳細に調べ、
  書籍を出版されています。
  様々な浅野祥雲のPR活動を行い、さらに五色園の浅野祥雲作品の
  定期的な再塗装活動もしています。
  これらの活動は浅野祥雲の知名度向上に
  大きく貢献していると思います。


実は私も以前に、大竹敏之氏が説明役の五色園見学会に参加しています。
その際に私は大竹敏之氏の著書を購入して、サインも頂いています。

マニアックな見学会で参加者も限られていました。
Xで私のコンクリート像関係の投稿に「いいね」を下さる方の中には、
あの時の見学会の参加者もおられるのでは?
と思ったりもしています。


【 浅野祥雲大全 】

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Last updated  2024.11.07 00:00:08
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