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カテゴリ:高見彰七
![]() にほんブログ村 新発見の聖徳太子像、続きです。 太子像には様々なお姿がありますが、今回は「聖徳太子 孝養像」です。 これは父・用明天皇の病気平癒を祈り、仏に香を捧げる16 歳の姿です。 ![]() (画像出典: 東京国立博物館 1089ブログ, https://www.tnm.jp/modules/rblog/index.php/1/2021/08/13/_taishi4/ ) 読者の皆さんも高見彰七作品の鑑定力は既にプロ級。 今回も御顔立ちを一見して、高見彰七作品と感じた方が多数でした。 ![]() では、容姿の次には何を見るべきでしょうか。 今回は観音像の装束の特徴は参考になりません。 そうですね。 次に見るべきは、前後接合面のヒビ割れとモルタルの材質です。 ![]() 状態は良好な聖徳太子像ですが、それでも側面にヒビ割れがあります。 前後を別工程で製作する、製作方法の欠点です。 またこれが中大型の高見彰七作品の特徴でもあります。 さらにモルタルの材質にも高見彰七作品の特徴があります。 体に使うモルタルは工芸用としては粗い石(骨材)が入っています。 ただし御顔は石が表面に出るのを避け、細かいモルタルを使います。 これも高見彰七作品の特徴です。 今回は、特に衣装の模様も綺麗に仕上げられています。 ご覧ください。 ![]() ![]() さて、今回、この聖徳太子像から得た新たな情報を 次回の記事で紹介します。 【 聖徳太子 孝養像 】 ![]() ![]() < ↓ ランキングクリックはこちらから > ![]() にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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