「ミステリと言う勿れ 特別編」 良い所から失われていく
にほんブログ村 先日、テレビで「ミステリと言う勿れ 特別編」を観ました。前半は再放送でしたが、後半は初めて観る内容でした。内容についてはネタバレになるので書きません。ただ、放送の中で記憶に残るセリフがありました。それは次のセリフです。「(人は病気になると) その人の良い所から失われていくのです。」病気が人の長所を奪うばかりとしたら、それは悲劇でしかありません。しかし、本当にそうでしょうか?たしかに私も病気になり、多くのものを失いました。ただ、一方で得たものもあります。私の場合、病気や薬の影響で、体内のアドレナリンも不足します。その結果、とても心静かに、物事に対処できるようになりました。静かに振り返ると、今まで如何に些細なことでいら立ったりしていたかがよくわかりました。そしてその目で周囲を見ると、世の中がどれほどつまらない喧騒に満ちているかも見えてきます。私は病気により、冷静さや観察力を得ました。病気によって得るものもあるのです。病気の発症は、ただその人の長所を奪うだけではなく、その人に人生の転機を与えるものだと、私は思います。【秋の気配】 < ↓ ランキングクリックはこちらから > にほんブログ村