2009/04/12(日)21:05
特許権侵害訴訟の実務
弁護士向けの特許権侵害訴訟の本が出版されました。早速購入してみました。
中身は全6回分の講義がそのまま生講義として収録されており、それぞれの後にレジュメと資料が挟まっています。生講義部分で資料を引用するたびに資料のページを参照するのがやや億劫ですが、生講義収録形式なので読みやすく良くまとまっています。
特許のことを知らない弁護士さん向けなので、レベルはそれほど高くありません。
特許権侵害訴訟の実務
I 特許出願手続
II 特許権侵害差止請求
III 均等論と間接侵害
IV 被告の主張
V 特許権侵害賠償請求訴訟
VI 無効審判手続と審決取消訴訟
私自身は、要件事実に配慮して書かれた松本先生のIVが一番読み応えがありました。
内容的には、「知的財産関係訴訟」(こちらの方が理論的)に近いように思います。
知的財産関係訴訟
「知的財産関係訴訟」は昨年の秋、弁理士試験合格後、最初に読んだんですが、とてもよい本でした。もう少ししたら、もう一度読み返したいと思います。