それにしても。
まだ小学生のころからガッコに行けなくなるって、さぞやおっかないことだろうなあ。(もちろん当人が)息子は中一の夏だった好きなものがあり暇つぶしの種があり何より自転車に乗れた。親が不在の昼間、不安や恐怖を紛らわすためにゲームに飽きくれ、ネットにまみれて自転車でゲオとかツタヤとかブックオフとか市内を走り回って何とか恐怖やら不安やらを紛らわして過ごせたんだろうなあ、と今だから思う。(思える)ごく小さいひとはどうやって誰もいない昼間を過ごしているんだろう。きけば彼はネットもテレビも禁止され時間割通りに過ごすことを強いられているんだそうだ。きちんと過ごしなさい、と厳命されているんだそうだ。規則正しい生活を、と。勉強も遅れないように、と。彼はどんな思いでおうちにいるんだろう。たったひとりで。罪悪感にきっとまみれて。普通じゃない、と自身を否定しないで過ごせていればいいんだけれど。そして帰りを待ってたおかあさんがようやく帰ってきたときに。最初にどんな言葉を出すんだろう。そしておかあさんはどんな言葉を彼にかけるのだろう。