大切な事
今日、YahooのTOPページで、元日本サッカー協会会長の長沼さんの記事が載っていたので、関連する事柄を読んでいたら、こんな興味深いお話に辿り着きました。静岡教育サークル『シリウス』のHPからです。↓-----------------------------------一流の人 ~あいさつと整理整頓~ 森竹高裕-----------------------------------長沼健さんという人がいます。日本サッカー協会の「頭領(ドン)」と言われている人です。この人が、こんな話をしました。サッカーが上手になるためには、大事なことが2つあるのだそうです。こんな話をしながら、道徳の授業を始めた。子どもたちは「何の話が始まるのだろう?」と興味深げにこちらを見つめている。さて、サッカーが上手になる2つのものとは何でしょう。次から次へと思いつくまま、サッカーが上手になる2つの条件を出させていった。 ・体力 ・精神力 ・根性 ・やる気 ・持久力 ・センス ・努力 ・練習 ・集中力 ・環境 ・走ること ・健康 ・チームワーク ・リフティング ・シュート ・蹴る力 ・フェイント ・パス ・声を出すこと ・作戦 ・頭脳 ・個性 ・まわりを見ることこんなにもたくさん出された。上手になる2つとは、どれなのであろう。子どもたちは、何を支持するのであろうか。少し尋ねてみた。サッカーが上手になる2つのものは、どれでしょう。2つ選んで、手をあげて下さい。「えー!、選べないよ」という声があがった。こんなにたくさんあるのだから、無理もない。それでも予想をさせ、手を上げさせてみたところ、上位3つは次のものであった。 1位:チームワーク 15名 2位:練 習 14名 3位:やる気 10名一番多かったのが「チームワーク」、その次が「練習」であった。 実は、この中には正解がありません。本当は何でしょう?「えー!!」と、またまた声があがった。「他にもまだあるの?」という顔をしている。それでも一生懸命に考えた。 ・命 ・足 ・ボール ・気力 ・支え ・ふんばり ・家族 ・応援 ・仲間 ・信頼まだ正解は告げずに、こう付け足した。長沼さんの話を聞いて「同じですね。私たちの世界もそうです」と言った人がいます。どんな仕事の人だと思いますか。 ・サラリーマン ・野球選手こう言ったのは、昔9年連続優勝した巨人軍の川上監督です。野球の世界でも同じだそうです。もう一人「同じです」と言った人がいます。東京で一番の進学校だと言われる日比谷高校の進学担当の先生です。勉強の世界でも同じなのですね。実はこの2つなのです。そういって、2つの言葉を黒板に書いた。どんなことが書かれるかと、しんとなって注目している。 あいさつ 整理整とん 長沼さんの話を聞いて、質問した人がいるそうです。「あいさつや整理整とんができなくても、サッカーが上手になる人はいますか」もう一つ質問が出ました。「あいさつや整理整とんが、できる人でもサッカーが上手になれない人はいますか」長沼さんは、何と答えたと思いますか。< あいさつや整理整とんができなくても、サッカーがうまくなれる > 12名< あいさつや整理整とんができないと、うまくなれない > 22名あいさつや整理整とんができなくても、サッカーはうまくなれるのでしょうか? 長沼さんは、こう答えたそうです。「いません。絶対にいません。何千人という選手を育ててきましたが、サッカーが上手になる人は、必ずあいさつや整理整とんがきちんとできる人なのです。なぜかはわかりません」なかなか味わい深い話です。長沼さんの話を紹介した後に、次のように板書をした。あいさつ →「人」とじょうずにつき合えること整理整とん →「物」とじょうずにつき合えることこう黒板に付け足すと「あっ、人物って書いてある」と気づいた子がいた。確かに「なかなかの人物だ」と言われる人は、人や物とじょうずにつき合うことができる人である。もう一歩この話を進めてみると、挨拶ができるというのは、人の管理ができること、整理整とんができるというのは、物の管理ができることと言えないだろうか。人に素直に教えを乞い、身の回りの事柄を一つ一つきちんとこなしていくことによって、初めて力がつくものだということを象徴した話である。*************************************************************最近、ちょうど感じていた事と重なり、早速、今日我が子達とこの事について話し合ってみようと思います。