資格勉強に関する「悩み」の解決法について、4回にわたってお伝えします。
勉強量を小分けし、勉強時間に合わせて調整する
「資格の勉強を始めても、なかなか続けることができない…。」とお悩みの方は、以下のような理由が考えられます。
①無理に「覚えよう」としてしまう
②最初から、大量に勉強してしまう
③勉強時間の確保が上手くいかない
このような問題は
〇決して「1回の勉強」で覚えようとしない
〇あらかじめ「1回分の勉強量」を決める
〇1回分の勉強量は「4~6問程度」にする
という方針に基づき、
◎「復習」を重ねる中で知識を高める
◎確保した勉強時間に合わせ、勉強量を「セット数」で調整する
ことにより、勉強を継続しやすくすることを提案します。
つまり、1回分の勉強量を4~6問と「小分け」する感じで設定し、これを「1セット」とする。
勉強時間が確保できるときは、2セット、3セット…と「セット数を増やす」形で勉強を進める。逆に、勉強時間があまり確保できないときでも、「1セット」勉強できれば、達成感が得られる。
このような工夫をこらすことにより、漠然と勉強を進めるよりも、達成感が得られ、無理なく勉強を継続できるようになります。
また、1回の勉強では覚えられなくても、復習を繰り返す中で「合格に必要なレベル」にまで知識の精度を上げる。この「復習」についても、勉強したこと自体忘れてしまう前に復習できるよう、適切なタイミングで復習することにより、着実に知識の精度を高めることができます。
自分自身で「勉強をコントロール」する
適切なタイミングで復習するには、「いつ、どの範囲を勉強したか」を記録する必要があります。

この『勉強記録』を基に、その日に勉強する箇所や範囲を決めます。
その基準は「前に勉強したことを、思い起こすことができるか」です。
ただひたすら勉強を前に進めたとしても、そのまま放置しておくと忘れてしまいます。
それを防ぐには適切な「復習のタイミング」で復習し、前に勉強したことを思い起こすのとともに、無理なく合格レベルに達するよう、徐々に知識や判断力の精度を高めることがポイントです。
そして、このような復習方法が身につくと、
「いつ、復習すればいいか」
「今日は、この範囲を勉強しよう」
と『勉強の見通し』が立つようになる。
つまり
自分自身で「勉強をコントロール」できるようになる
のです。
資格の勉強は、コンスタントに勉強時間を確保し、着実に積み重ねることができるのが理想です。
ですが、働きながら資格を取ろうとする場合、勉強時間をコンスタントに確保すること自体難しいのが実情でしょう。
だからこそ、自分自身で勉強をコントロールできることは、大きなアドバンテージになります。
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