勉強したことを「思い起こせる」うちに復習する
「真面目に勉強しているけど、なかなか覚えられない…」というケースについて考えてみます。
勉強しているけれども、知識が身につかない理由として
①復習していない又は復習回数が少ない
②勉強したこと自体忘れた後で復習している
③「気まぐれ」に勉強を進めている
ということが考えられます。
まず、資格試験に合格するために必要な知識や判断力は
「1回の勉強で、身につくものではない」
ということを、肝に銘じる必要があります。
そして、復習にしても単に「復習する」のではなく
「適切な『復習のタイミング』で復習する」
より細かく言えば
「前に勉強したことを『思い起こせる』タイミングで復習する」
ことが肝要です。
適切な復習のタイミングとは?
では「適切な復習のタイミング」はいつなのか?
本書では
最初の勉強から、5~7日後に1回目の復習を行う
1回目の復習から、10~20日後に2回目の復習を行う
2回目の復習から、20日~1か月後に3回目の復習を行う...
いうように「復習間隔」の目安を提示しております。
この間隔の目安は、人にもよりますし、また「得意な箇所」か「苦手な箇所」か、勉強した日のコンディションによっても、記憶できる長さが変わってくるので、各自で調整が求められます。
ここで大事なポイントは
「復習回数を重ねるごとに、『復習間隔』を拡げていく」
ということです。
復習を重ねる中で、勉強した記憶が徐々に強化されるので、その分「復習間隔」を延ばすことができます。
そして、これを利用して勉強範囲を拡げていき、最終的には試験範囲全体を満遍なく勉強することができるのです。

※上図のように「復習間隔」を拡げることにより、試験範囲全体を満遍なく勉強できるようになります。
「真面目に勉強している割に、成績がついてこない人」に共通することは
〇「勉強量をこなす」ことに捉われて、いろいろな問題集に手を出す
〇「知識を強化する方法」を知らない
〇「勉強箇所の決め方」や「勉強の方向性」が漠然としている
ことが多いです。
逆に言えば
「効果的な『知識の強化法』を知る」
「復習のタイミングに基づき『勉強箇所の決め方』がわかる」
ことができれば、それは
大きなアドバンテージになります!
詳しくは
幻冬舎より発売中
効率よく資格が取れる『必勝勉強法』
にて解説しております。
