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仕事が楽しくて仕方がない人を一人でも多く増やす

仕事が楽しくて仕方がない人を一人でも多く増やす

調子悪いときはまず身近なことから!


調子悪いな、という状態から復活するためにこんなことをしました、という話です。私の実体験の話です。

私は年初に自分でオープンしたセミナー&カウンセリングルームを閉鎖しました。一気呵成に会社を辞めて意気揚々と立ち上げた場所でした。プライドなんてどっかに吹き飛び、無力感、屈辱感にさいなまれました。家族4人を抱え、路頭に迷いました。

妻は体調に変調をきたしていました。夜はまったく眠れなかったといいます。
「もう一度会社員に戻るしかないのか・・・」
寒い時期のある日、駅でたたずんでいるとき、上りの電車にフラフラッと吸い込まれるような体験もしました。

そんな日々からなんとかして立ち直りたい。そう思いいろいろやりました。
○部屋を掃除し、整理整頓する
 ふと気づくと身の回りは本や書類雑多にあふれていま
 した。和室や納戸や子供部屋もくしゃくしゃの状態。
 妻は生活が心配で家の掃除にはまったく手をつけること
 ができなかったのです。まず家の中を掃除することから
 始めました。各部屋を掃除する日を決めて、掃除を開始
 しました。出るは出るはゴミの山。すごい量でした。本
 など売れるものは売り、いらないものは全部捨てまし
 た。全部の部屋をきれいにするまでに2ヶ月くらいかか
 りましたが、部屋がきれいになるごとに自分の意識も段
 々クリアーになっていきました。自分がパソコン作業を
 する場所も工夫をして居間に手作りでスペースを確保
 し、できる限り機能的な配置を試みました。

○早起きをする
 夜中まで起きていて、朝は遅くまで寝ている。そんな生
 活でした。夜中まで起きていると人間ろくなことを考え
 ません。そこで、朝早起きをしようと6:00にはおき
 るようにしました。そして、ふとつけたNHKのTV体操を始
 めました(朝6:30からスタート)。
 そのうち朝はペットの犬を連れ散歩をするようになりま
 した。そのうち散歩をすると道に落ちているタバコの吸
 殻やゴミが気になり始め、それを拾うようになりました。

○できる限り人に会う
 就職斡旋の会社のコンサルタントや知人・友人など会え
 そうな人にはアポを取り自分の窮状を話ました。いろん
 な反応をもらいました。大きく分けると下記の2種類
 です。これらの反応を聞いているとその方の人生観が現
 れていて本当におもしろいですね。
 ・子供3人を抱えて無謀なことをしましたね。いった会
  社員に戻ったほうがいいと思いますよ。やはり安定し
  ないとね。
 それに対し、
 ・なかなかユニークな経歴ですね。おもしろいですね。 
 ・もう会社員は卒業したんだから、今更別れた女を追い
  かけるようなことはしなくていいんじゃないですか
 といった反応。私は後者の反応の方々に勇気付けられ、
 だんだんと自信を取り戻しはじめます。

○小さな頼まれごとを即する
 妻からゴミ捨てや掃除を頼まれたり、子供から遊ぼうと
 誘われたときは、そのとき自分がしていることを中止し
 、即座に頼まれごとを行いました。
 外では夢実現ナビゲーターの佐藤ひとしさんから頼まれ
 、月に1回の朝食会をアレンジするようになったことは
 非常に励みになりました。

○自分を勇気付ける本を読む
 図書館に出向き、自分に勇気を与えてくれる本を読みま
 した。自己啓発関係の本が多かったです。

○衝動買いしない
 過去は気に入った品があると即座に買っていました。欲
 しいなと思う品があってもすぐには買わずに、しばらく
 そのままにしておく。1週間くらいするとそのうち熱が
 冷めてほとんどのものは欲しいとは思わなくなっていま
 した。しばらくしてもなお、本当に欲しいもの必要なも
 のだけを買うことにしました。また本当に必要だと思っ
 ているものはプレンゼントされたりして手に入ることが
 ありました。
 これにより自分の小遣いは10分の1程度に減りました。

○とにかく笑顔、明るい表情、明るい言葉使いをする。
 鏡を見ながら笑顔の練習もしました。後ろ向きの言葉が
 出そうなときは「おっとと」と即座に打ち消すようにし
 ました。

○日記をつける
 日々の日記をつけるようにしました。最初は大学ノート
 にいろいろ書いていましたが、hmd(ハイパーまんだ
 ら日記)を手にして以降はこれにすべてを書いていきま
 した。書いていくと日常の小さなできごとが実は全部シ
 ンクロしていて、本当に原因と結果がつながっているこ
 とがだんだんとわかっていきました。
 そうすると次に起きて来ることが楽しみになります。

これらのことをやっていくうちに、信頼関係を損なっていた夫婦関係もだんだんと回復し、笑顔が戻ってきて、家族に「大丈夫感」が溢れてきました。それと同時に業務委託など実際の仕事につながる出会いが出てきて、それらの人から更に勇気をもらえる対応をしていただき、「大丈夫感」が
加速していったのです。妻はグースカ眠るようになっていきました。

この経験を経て、自分へのこだわりとか、自分はなんか使命があるんだ、とかそういった重たい思い込みから解放されました。

あの時うまくいかなかったことで、本当に楽しもうとしていたのではないことに気づき、うまくいかなかったおかげで逆に今を楽しむことに素直に意識を向けるようになったということです。パラドックスですけど、真実です。

「身近なことを大切にする。そして楽しむ」のひとことに尽きると思います。ごく身近な存在の人やものを大切にする。過去外側にばかり意識が向いていた自分が内側に意識を向けることによって立ち直っていきました。

そんなに遠くにいかなくても、お金かけなくても、立派な仕事していなくても身の回りに楽しめることはたくさんあります。気づかないのは自分の意識が未来や外にばっかりいっていたからですね。




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