今さらですが、なぜこのメソッドに至ったのでしょうか。
──なぜ複勝なのか?
一番当たりやすいから。
──なぜ転がすのか?
その当たりやすいゆえ低い配当を、複利の爆発力でカバーするため。
──なぜ分割するのか?
的中率100%でない以上、必ず破綻するリスクを分散するため。
──なぜ単勝を組み込むのか?
単勝配当を取り込んで利殖のスピードを速めるため。
という、極めて簡単なロジックなのです。
ここでちょっくら複勝に至った経緯を掘り下げますと・・・。
私が連勝系馬券から撤退したのは、ヒモ選びが絶望的にヘタだからでした。
馬券ベタの典型、馬連を買えば1ちゃ3ちゃ・2ちゃ3ちゃ、ワイドを買えば1ちゃ4ちゃ・2ちゃ4ちゃ、
馬単を買えば裏目、総流しをすればガミ・・・といった塩梅です。
私が競馬を始めた時は、馬連や3連単などは無く、枠連を購入していました。
大きなレースでは人気馬の「単枠指定」という制度もありましたが、
条件戦などで狙っている穴馬が人気馬と同枠になった時などは、ゾロ目以外はオッズが
付かず悔しい思いをしたものです。
しかし、馬連が発売されてからは枠連から馬連に完全移行したのですが、
実は枠連の「代用品」にかなり助けられていたことを実感しました。
そこで枠連に回帰しようと思い、ワイドが発売されてから、枠連・ワイドを併用してみましたが
ワイドの低配当には旨みを感じることができず、ワイドはあまり買わなくなりました。
馬単はアタマを決めることができずオモテ・ウラを買ってガミる事が多く、
1・2着の2頭すら当てられない私には、多点買いにもなる3連系はほとんど手が出ませんでした。
そんなこんなで試行錯誤を繰り返し、10数年さまよってたどり着いたのが・・・単勝でした。
単勝は1頭の馬が勝ち切ればそれで良いのです。
ムダ馬券は一切ありません。
合成オッズを計算してみると、ほとんどのレースではそんなに変わりません。
1頭の馬に集中してレースを見ることができるので、レース全体が良く見えます。
しかし・・・
先行すれば差され、中団から行けば届かず、後ろから行けば不利で馬群に沈む。
ああ・・・ここぞという所で私の勝負弱さが露呈する・・・単勝すらダメか・・・
単勝がダメなら複勝にすればいいじゃない。
( ゚д゚)ハッ!
そうです、パンが無ければケーキを食べれば良いのです。
米が無ければタイ米を。
ガソリンが無ければ軽油を入れれば良いのです。←これ、マジでぶっ壊れます。
※ちなみに「パンが無ければ~」のクダリは、アントワネット妃の言葉ではないそうです。
ルドルフもギャロップダイナに差されました。
直後の引退式に「優勝」テロップが用意されていたタイキシャトルも3着に沈みました。
休み明けとは言え、ブライアンもスターマンに交わされ2着。
ディープがハーツを捕まえられなかったのは記憶に新しいところです。
どんな最強馬でも負けることはあります。
明らかに力が抜けている、と思われた馬も負けることはあります。
単勝1倍台の馬でも勝率は5割を割っており、きっちり勝ち切る事は難しいのです。
複勝ならば3着までで良い。
配当が低ければ転がせばいいじゃない。
的中率が高いのでコロガシ運用にうってつけ。
でもリスクヘッジはきっちりと。
ちょっと欲掻いて単勝配当も頂戴しやす。
・・・てなわけで、単複分コロで家をタテヤマのロングロングジャーニーは始まったのでした。。。
つづく^^