単勝と分割複勝コロガシで家をタテヤマ

2009/02/19(木)21:18

在りし日の思ひ出

コロガシ論(15)

その昔・・・。 私、分割・A・複コロは若かった───。 今から10年前のお話です。 なぜか急に思い立って、なけなしの4万円を複勝で転がそうと考えました。 明確なロジックも確たる自信も無いまま、その当時の私にとっては結構な金額を投入したのです。 なんで転がしたのか理由は分かりません。 土日2日間で、5~6回転がったでしょうか。 1.1倍もあれば、1倍台後半の配当もあったと思います。 スーファミのPATソフトに金額を入力する指も、10万、20万となる度に震えてゆきました。 元本プールとか、利益確保といった考えは全くアタマに浮かばず、ただひたすら転がしていました。 気付けば、4万円が30万円に。 で、中山最終レースを迎えます。 狙いはハイパーナカヤマ。 それまで5~6回転がしていた馬を含めて、絶対の自信があった馬でした。 900万特別を1番人気2着→1番人気2着と来て、今回が叩き3戦目で平場戦。 コースも距離も経験済み、エビショーから岡部へ手が戻る、安定した先行力、共同通信杯エルコンドルパサーの2着。 どう考えても複勝圏内は外しようが無い、と思っていました。 確か複勝オッズは1.1倍。 別に欲に目がくらんで3万円を拾いに行った訳ではなく、単純に「絶対来る」という確信の下、何の迷いも無く30万円を突っ込んでいました。 「絶対」の確信があっても、30万円が掛かっていたら心臓はバクバクです。 当時、映像が見られない環境下にいた私は、ラジオ日本の実況にかじりついていました。 スタート。出遅れも無し。好位を進む。不利も無く、4角から直線へ。   ハイパーナカヤマ・・・どこ・・・? (;・ω・)ポカーン その後の記憶はあいまいで、あんまり覚えていません。 とりあえず呆けていたような気がします。 あれですね。 人間は辛い記憶や苦しかった記憶を脳の奥底に閉じ込めておく、とか何とか聞いたことがありますが、あれってホントですね(笑)。 記憶が定かでなかったのでネットでハイパーナカヤマの戦績を調べたら、当日の馬体重はデビュー以来MAXの+12キロ、554キロ。 550キロで2着していた事もあり、気にしなかったのだと思いますが、冬場でこれだけ増えていたのは何か調整ミスがあったのかもしれません。 前2走とも500万をぶっちぎって勝ってきたタイトスクイーズがいたとは言え、ハイパーナカヤマの単勝オッズはそれほど被らず1.9倍。 賢明なファンは怪しさを感じ取っていたのでしょう。 若かったです。 りめんばー・はいぱーなかやま。 自らの犯した過ちを絶対に忘れないよう、戒めとして通帳記入したものを今でも持っています。 ───ふふふ、それから岡部が大嫌いになったのは、誰にも話せない秘密よ・・・

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